チベットNOW@ルンタ
ダラムサラ通信 by 中原一博
2009年8月28日
チベット議員/講演会「チベット仏教研究の可能性を探る」
いよいよ日本には選挙の日が来ますね。
ダラムサラから知らせるのも何ですが、現職議員でチベットを応援する姿勢を積極的に見せておられる方は以下の三名とのこと。
埼玉5区の枝野幸男議員
福島5区の吉田泉議員
大阪17区の西村真悟議員
この三方は国会に対し「中国及び中国周辺地域における人権弾圧問題等の解決に向けて、日本国政府からの働きかけを強化することに関する請願」書を提出されています。
「http://www.shugiin.go.jp/itdb_seigan.nsf/html/seigan/1711155.htm
なお牧野聖修さんは静岡一区です。
この地区のチベットサポーターの方、よろしくお願いします。
もう遅いだろうけど、時間のある方は選挙事務所とかに顔を出し、ボランティアとかできればよろしいと思います。
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以下の講演会、チベット仏教に少しでも興味が有る方は必ず参加されることをお勧めします。
講師の方々は皆さん其々の分野の日本における第一級の研究者ばかりです。
パネル演題「チベット仏教研究の可能性を探る」
http://shirayuki.blog51.fc2.com/blog-date-20090825.html
時 9月9日13時30分~16時、
場所 大谷大学の1号館2階1204番教室 ※ 学会の参加費が2000円かかります。
(1) 福田洋一「チベット仏教のためにできること」
(2) 根本裕史「ツォンカパ研究の方法論的展望」
(3) 吉水千鶴子「新出カダム派文献研究とチベット仏教思想史の再構築」
(4) 安田章紀「ニンマ派研究の現状と展望」
(5) 平岡宏一「チベット密教研究に関する方法論:ゲルク派ギュメ密教学堂での伝統的教授法を通じて」
平岡先生よりメッセージ 「ツォンカパのチベット密教を勉強したい、或いはどうやって修行して行ったらいいのか」と思ってらっしゃる方には必ず参考になると思いますので、是非いらっしゃってください。
筆者プロフィール
中原 一博
NAKAHARA Kazuhiro
1952年、広島県呉市生まれ。早稲田大学理工学部建築学科卒業。建築家。大学在学中、インド北部ラダック地方のチベット様式建築を研究したことがきっかけになり、インド・ダラムサラのチベット亡命政府より建築設計を依頼される。1985年よりダラムサラ在住。これまでに手掛けた建築は、亡命政府国際関係省、TCV難民学校ホール(1,500人収容)、チベット伝統工芸センターノルブリンカといった代表作のほか、小中学校、寄宿舎、寺、ストゥーパなど多数。(写真:野田雅也撮影)