チベットNOW@ルンタ
ダラムサラ通信 by 中原一博
2008年10月10日
ダライラマ法王の手術は無事終了いたしました。
法王庁の発表によれば、
「本日朝方、法王は胆石(内視鏡)手術を受けられ、無事終了された」
とのことです。
数日後にはダラムサラにお帰りになります。
これからの海外を含めたご予定も変更ないそうです。
http://phayul.com/news/article.aspx?id=22958&article=Surgery+on+His+Holiness+Successful%3aOHHDL
ダラムサラでは、このニュースを知ってか、知らないでか?
夕方からツクラカンにチベット人たち(約千人)が集まり、法王の手術の成功、速やかな回復を祈る祈祷会が開かれています。
全員で<21尊多羅菩薩>のお経を繰り返し唱え続けています。
おそらく夜中か、朝方まで祈り続けることでしょう。
町ではよく事情を知らない人達が、「ダライラマ法王が大変なことになったらしい」と気の動転したチベット人も多かったようです。
最初から、隠すのもどうかと思っていましたが、、、
ともあれ、無事に手術を終えられて本当によかったです。
筆者プロフィール
中原 一博
NAKAHARA Kazuhiro
1952年、広島県呉市生まれ。早稲田大学理工学部建築学科卒業。建築家。大学在学中、インド北部ラダック地方のチベット様式建築を研究したことがきっかけになり、インド・ダラムサラのチベット亡命政府より建築設計を依頼される。1985年よりダラムサラ在住。これまでに手掛けた建築は、亡命政府国際関係省、TCV難民学校ホール(1,500人収容)、チベット伝統工芸センターノルブリンカといった代表作のほか、小中学校、寄宿舎、寺、ストゥーパなど多数。(写真:野田雅也撮影)