チベットNOW@ルンタ
ダラムサラ通信 by 中原一博
2008年9月22日
「チベ夏」よりTCVに寄付
今日ダラムサラのTCV本部に代表のツェワン・イシェ氏を訪ねた。
この夏、東京東中野のポレポレ座で凡そ一か月間行った、「チベットを知る夏」企画の為の絵の一部を彼に頼んで集めてもたったことでもあり、まずはイベントについて報告した。
そして収益金の内US$3,000ーを寄付金として手渡した。
これを受けとって代表は「この寄付金は、新しく来たばかりの子供たちと、何か子どもたちの芸術的素養を伸ばすような企画に使うようにしよう」と話された。
次いでイベントの実行委員の一人でもあるT女史が、布絵(イベント中にさまざまな人に描いて頂いた布に描かれた絵をタルチョ風に仕立てたシロモノ)の一部を贈った。
これは学校のカルチャーホールに飾られるという。
その他日本からわざわざ運ばれた「自家製のノートブック」や多量の「多色ボールペン」も手渡された。
筆者プロフィール
中原 一博
NAKAHARA Kazuhiro
1952年、広島県呉市生まれ。早稲田大学理工学部建築学科卒業。建築家。大学在学中、インド北部ラダック地方のチベット様式建築を研究したことがきっかけになり、インド・ダラムサラのチベット亡命政府より建築設計を依頼される。1985年よりダラムサラ在住。これまでに手掛けた建築は、亡命政府国際関係省、TCV難民学校ホール(1,500人収容)、チベット伝統工芸センターノルブリンカといった代表作のほか、小中学校、寄宿舎、寺、ストゥーパなど多数。(写真:野田雅也撮影)