チベットNOW@ルンタ
ダラムサラ通信 by 中原一博
2012年8月7日
<速報>新たな焼身抗議 ンガバ 内外合わせ50人目
Tibet Timesその他によれば、8月6日現地時間午後5時10分頃、アムド、ンガバ中心街の路上でキルティ僧院僧侶ロプサン・ティンレーが焼身抗議を行った。
焼身の現場はこれまでにも多くの焼身が行われた通りであり、地元のチベット人たちが「勇者の道」と呼ぶ場所。保安部隊がすぐに駆けつけ、火を消し連れ去った。その時点で彼は死んではいなかったという。
焼身後、ンガバの情報網は切断され、年齢、出身地等の詳細は分かっていない。
内地焼身抗議者はこれで47人。2009年以降の外地焼身抗議者3人を含めると50人!
参照:Tibet Timesチベット語版http://www.tibettimes.net/news.php?showfooter=1&id=6406
Washington Posthttp://www.washingtonpost.com/world/asia_pacific/group-says-man-sets-fire-to-himself-in-tibetan-town-in-china-is-taken-away-by-police/2012/08/06/b3f5e826-dfc5-11e1-8d48-2b1243f34c85_story.html
筆者プロフィール
中原 一博
NAKAHARA Kazuhiro
1952年、広島県呉市生まれ。早稲田大学理工学部建築学科卒業。建築家。大学在学中、インド北部ラダック地方のチベット様式建築を研究したことがきっかけになり、インド・ダラムサラのチベット亡命政府より建築設計を依頼される。1985年よりダラムサラ在住。これまでに手掛けた建築は、亡命政府国際関係省、TCV難民学校ホール(1,500人収容)、チベット伝統工芸センターノルブリンカといった代表作のほか、小中学校、寄宿舎、寺、ストゥーパなど多数。(写真:野田雅也撮影)