チベットNOW@ルンタ
ダラムサラ通信 by 中原一博
2012年3月9日
8日 ダラムサラ・ツクラカン 千手観音灌頂 / ペマ県で部隊の無差別発砲により1人死亡2人重体
今日(8日)はロサ(チベット新年)15日目、モンラム開けということで、恒例の法王のジャータカ(仏陀前世談)の講義と千手観音の灌頂が行われた。
教えの内容など、少しは報告したいのだが、、、ちょっと今日は時間がない。
今回はただただ、意地のように法王の写真をアップさせてもらう。
これはと思う写真があればクリック拡大してください。
今日入ったチベットのニュースを一つ:
<ゴロ州、ペマ県で保安部隊の無差別発砲によりチベット人1人死亡、2人重体>
1月の抗議デモに参加した人を逮捕しようとした部隊を阻止しようとチベット人が集まったが、この集団に対し部隊が無差別発砲。チュリ(28)が頬に被弾しその場で即死。2人が重傷を負い、病院に担ぎ込まれた。
8日付けphayul 及びTibet Timesより。
筆者プロフィール
中原 一博
NAKAHARA Kazuhiro
1952年、広島県呉市生まれ。早稲田大学理工学部建築学科卒業。建築家。大学在学中、インド北部ラダック地方のチベット様式建築を研究したことがきっかけになり、インド・ダラムサラのチベット亡命政府より建築設計を依頼される。1985年よりダラムサラ在住。これまでに手掛けた建築は、亡命政府国際関係省、TCV難民学校ホール(1,500人収容)、チベット伝統工芸センターノルブリンカといった代表作のほか、小中学校、寄宿舎、寺、ストゥーパなど多数。(写真:野田雅也撮影)