チベットNOW@ルンタ
ダラムサラ通信 by 中原一博
2011年8月4日
カンゼで3人の若者が抗議デモ
写真はデモを行ったロブサン・プンツォ(Tibet Timesより)
7月29日付けTibet Timesチベット語版http://p.tl/jAYsより。
7月10日午後4時頃、カンゼ市街で3人の若者が中国政府への抗議デモを行い逮捕された。
ロブサン・プンツォ17歳、サンペル、ロブサン・フンドゥップの3人はカンゼ市街で「チベットに自由を!ダライ・ラマ法王に長寿を!」等のスローガンを叫び、「ダライ・ラマ法王を中心に600万チベット人が団結すべきだ」等と書かれたチラシを配りながら行進を行った。
間もなく警官が駆けつけ、その場で3人を叩きのめし、連れ去った。
今も3人の行方は知れず、家族や友人は非常に心配している。
筆者プロフィール
中原 一博
NAKAHARA Kazuhiro
1952年、広島県呉市生まれ。早稲田大学理工学部建築学科卒業。建築家。大学在学中、インド北部ラダック地方のチベット様式建築を研究したことがきっかけになり、インド・ダラムサラのチベット亡命政府より建築設計を依頼される。1985年よりダラムサラ在住。これまでに手掛けた建築は、亡命政府国際関係省、TCV難民学校ホール(1,500人収容)、チベット伝統工芸センターノルブリンカといった代表作のほか、小中学校、寄宿舎、寺、ストゥーパなど多数。(写真:野田雅也撮影)