チベットNOW@ルンタ
ダラムサラ通信 by 中原一博
2011年6月3日
米下院公聴会でチベット支援のリチャード・ギア氏が・・・
映像はRFAより。
リチャード・ギア氏はRFAのインタビューに答え、「議員のみんながチベット問題についてよく勉強されているのには感心した」「共産主義を掲げる中国政府が次期ダライ・ラマを選ぼうとしていることは全くの茶番だ」等と述べている。
下には書いてないが、「ラサに米領事館を認めないかぎり、中国が求めている米国内に領事館を増やしたいという要請を受けるべきではない」とも主張した。
以下はちょっとさぼってコピペ。
msn産経ニュースより。http://p.tl/SwPS
—————————————————-
チベット支援のリチャード・ギア氏、米中首脳を非難
【ワシントン=古森義久】米下院が2日に開いた公聴会でチベット支援で知られる著名な映画俳優のリチャード・ギア氏がチベット民族の人権問題で証言した。ギア氏は中国政府を激しく非難するとともに、オバマ大統領の対中政策を「誤りだ」と批判した。
公聴会は下院外交委員会が「アジアの宗教の自由、民主主義、人権」をテーマに開催、中国のチベット自治区、北朝鮮、ミャンマーの状況をオバマ政権高官や人権活動家を証人として招いた。
脚光を浴びたのは、中国政府はチベット民族を弾圧しているとして長年、抗議してきた映画スターのギア氏。同氏は人権擁護組織「チベット国際キャンペーン」の会長。
同氏はまず、チベット亡命政府を通じた自らのチベット支援の経緯に触れた後、「中国共産党政権はチベット民族の基本的人権を認めず、世界人権宣言だけでなく自国の憲法にも違反している」と指摘。「共産党支配を批判する者は、たとえ平和的な言論でも不当に拘束され、拷問にかけられる。中国の弾圧に抗議することが米国人としての道義だ」と強調した。
ギア氏は外交委員長のロスレイティネン議員らの質問に答え、「私たちの組織は決して中国たたきをしているわけではないが、胡錦濤国家主席はチベット自治区の党委書記だったころからチベット民族に敵意を抱いていることを指摘したい」とも述べた。
同氏はまた、チベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世が2009年10月にワシントンを訪問した際、オバマ大統領が訪中を目前にしていたために会見を避けたとし、「米国の歴代大統領はダライ・ラマのワシントン訪問の際には会見をしてきた。オバマ大統領の判断は誤りだ」と批判した。ギア氏はさらに「中国は弱い態度をみせる側にはさらにつけこんでくる」とも述べた。
同外交委員会には、共和、民主両党の議員十数人が出席し意見を述べたが、ギア氏のチベット問題での米中両首脳に対する批判には、民主党側も含めて相次いで同調した。
筆者プロフィール
中原 一博
NAKAHARA Kazuhiro
1952年、広島県呉市生まれ。早稲田大学理工学部建築学科卒業。建築家。大学在学中、インド北部ラダック地方のチベット様式建築を研究したことがきっかけになり、インド・ダラムサラのチベット亡命政府より建築設計を依頼される。1985年よりダラムサラ在住。これまでに手掛けた建築は、亡命政府国際関係省、TCV難民学校ホール(1,500人収容)、チベット伝統工芸センターノルブリンカといった代表作のほか、小中学校、寄宿舎、寺、ストゥーパなど多数。(写真:野田雅也撮影)