チベットNOW@ルンタ
ダラムサラ通信 by 中原一博
2011年2月19日
チベット語擁護運動支援:ITNよりのお知らせ/ケルサン・テンジンのラップ「チベットの母語30字」
以下、チベット擁護運動に関するITNからのお知らせ。(若松さん訳)
資料3のミュージックビデオ「チベットの母語30字」の日本語字幕は私が付けたもの。だから必見(必聴)!?
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ユネスコ「国際母国語デー(International Mother Language Day)」2月21日 に合わせた資料をお届けします。
UNESCOプレスリリースから抜粋:http://www.unesco.org/bpi/pdf/motherlanguageday_ja.pdf
毎年2月21日を「国際母国語の日」と定め、言語の多様性を尊重し、母国語の使用を推進することを宣言。2008年度の同プレスリリースのなかで、 松浦晃一郎ユネスコ事務局長は「国際母国語の日」に際して、「言語は、専門化の分析領域ではなく、社会や経済、文化生活の中核をなすもの。これが今年、ユネスコが国際言語年に向けて掲げたスローガン『言語こそ重要』の意味なのです」と語っています。
なお、国際チベットネットワークの以下の資料は全て次のリンクでも、閲覧可能です。
http://www.tibetnetwork.org/resources-languageresistance.
資料一覧
1:** www.IHeartTibet.org ** の新しいページでは、チベット内地の文化を守るため(中国政府に対する)抵抗運動についての情報を流すとともに、チベットで起きている「チベット語」を守るための抗議行動に関する更新情報や、中国政府の方針の変化などを報告しています。
2; ** 緊急署名アクション:チベット人のチベット語を学ぶ権利を守ってください。**
青海省、強衛書記 及び教育に関する政府責任者、劉延東国務委員 あての署名アクションです。
http://org2.democracyinaction.org/o/5380/p/dia/action/public/?action_KEY=5329
この署名アクションを皆様のウェブサイトに直接リンクさせることも可能です。詳しくは:campaigns@tibetnetwork.orgまで
3;** ミュージックビデオ’Thirty Alphabets’ 「チベットの母語30字」**
では、(政府の弾圧に負けず)母語であるチベット語を習得することの重要性を、チベット内地のチベット語学校で学ぶ子供達の様子を交えながら歌う感動的なチベタン・ラップです。
日本語サブ:http://vimeo.com/20096240(途中、歌が途切れてサブタイトルだけの部分あり)
音が良く、途切れていないのはこちらのチベット語原版:http://www.youtube.com/watch?v=64_vxNx-JzY
** ‘Leaving Fear Behind’「 ジグデル:恐怖を乗り越えて」の中から、チベット内地の“地下”(無認可)チベット学校 ** の様子を潜入取材した部分を抜粋し、チベットの人々が(中国政府の弾圧にも屈することなく)彼等の独自な文化を守り、育てて行く姿を紹介します。
http://ihearttibet.org/language-resistance/
または、vimeoで at http://vimeo.com/19429404
4; ** 背景資料、ニュースやブログ **
– ICT’s レポート: 引退した中国政府局員がチベットにおける教育改正法のみ直しを訴える.
http://www.savetibet.org/media-center/ict-news-reports/retired-chinese-government-officials-submit-daring-petition-urging-education-reforms-be-sc
– ロイター共同通信によるチベット内地のチベット語環境に関する報道(ウーセルさんとのインタビューを含む):
http://www.youtube.com/watch?v=vCh2vJMYj6g
-チベット語保護を訴える抗議行動他に関するウーセルさんの見解:http://woeser.middle-way.net/2010/11/blog-post_04.html
英語翻訳:http://www.highpeakspureearth.com/2010/11/when-tibetan-students-fight-for-tibetan.html
– RFAビデオ 報道:抗議行動の模様: http://www.youtube.com/watch?v=77HXZb5bWkM&feature=player_embedded#
5; ** Freedom of Language(言語の自由) ウェブサイト ** ; チベット語の保護を訴え、チベット語に対する弾圧に抗議するサイト:http://freedomoflanguage.org/
6; ** 青海省、強衛党書記に関する資料はこちらでご覧下さい ** :http://chinese-leaders.org/qiang-wei/
(なお、チベット政策に関わる中国政治家と中国政治に関する、この情報サイトでは、中国政治の仕組みをわかりやすい表にして日本語で、掲載されています。A4シートに収まりダウンロードしてプリントすることもできますので、ご活用ください。また党員個人に関する情報シートの日本語訳にご協力頂ける方を募集しています。info@freetibet.holy.jpまで、お待ちしています)
中国政治の仕組み:5つの中心的機関(チベット政策に関わる責任者)
http://chinese-leaders.org/wp-content/uploads/2010/11/Chinese-Leadership-Structure_A4_jp.pdf
以下、国際チベットネットワークサイトで現在、メンバーが閲覧可能な資料/情報リストは、省略しました。
翻訳に関するご質問は、若松までeliwakamatsu@googlemail.com
筆者プロフィール
中原 一博
NAKAHARA Kazuhiro
1952年、広島県呉市生まれ。早稲田大学理工学部建築学科卒業。建築家。大学在学中、インド北部ラダック地方のチベット様式建築を研究したことがきっかけになり、インド・ダラムサラのチベット亡命政府より建築設計を依頼される。1985年よりダラムサラ在住。これまでに手掛けた建築は、亡命政府国際関係省、TCV難民学校ホール(1,500人収容)、チベット伝統工芸センターノルブリンカといった代表作のほか、小中学校、寄宿舎、寺、ストゥーパなど多数。(写真:野田雅也撮影)