チベットNOW@ルンタ
ダラムサラ通信 by 中原一博
2010年12月5日
バリ島バードパークの鳥たち
今日はほんと、久しぶりの鳥シリーズ。
と、言っても今回の鳥たちは野生状態の鳥を追いかけて撮影したというものではなく、バリ島の「バードパーク」に飼われている鳥たちを撮影したもの。
ちょっと、気が引けて、これまで出さなかったが、久しぶりの暇な日曜日なのでその気になった。
最初の青い目が特徴の白い鳥はカンムリシロムクドリ(Jalak bali / Bali Mynah/Bali Starling)というバリ島固有種。
数が減って今では絶滅危惧種に指定されているという非常に珍しい鳥。
この鳥もジャワ島とバリ島にしかいないという珍しい鳥。
嘴の赤も背中の青も非常に濃くて鮮やか。
目の周りが赤くて可愛い。
このバリ・バードパークには250種の鳥が集められている。
ほとんどの鳥は生息地ごとに分けられた大きなネットの中に飼われている。
大きなネットの中にはジャングルが再現され、池があったり、滝があったり。
広い空間を鳥はそれなりに自由に飛び回っている。
だから、自然じゃないが、撮影するにはかなり根気がいるし、面白い。
以下、個々の鳥の名前は調べていない。
南の島にはこんな鳥もいるのね~ と珍しがって眺めて頂きたい。
すべて、インドネシア領内のスマトラ島、ジャワ島、バリ島、ボルネオ島、セレベス島、ティモール島やニューギニア島に生息する鳥たちだ。
気に入ったのがいれば、クリックして大きくして見てほしい.
オウムのたぐいはネットもない園内の木にただ留っているやつが多い。
オウムだけでなく、クジャクを初めペリカンも冠ツルもその他沢山の大型の鳥が放し飼いにされている。
どこかに飛んで逃げようと思えばできるはずだが、どうも放し飼いでも逃げないようなのだ。
美味しい餌をもらえるし、色んな仲間も沢山いるし、ここが一番と思っているらしいのだ。
筆者プロフィール
中原 一博
NAKAHARA Kazuhiro
1952年、広島県呉市生まれ。早稲田大学理工学部建築学科卒業。建築家。大学在学中、インド北部ラダック地方のチベット様式建築を研究したことがきっかけになり、インド・ダラムサラのチベット亡命政府より建築設計を依頼される。1985年よりダラムサラ在住。これまでに手掛けた建築は、亡命政府国際関係省、TCV難民学校ホール(1,500人収容)、チベット伝統工芸センターノルブリンカといった代表作のほか、小中学校、寄宿舎、寺、ストゥーパなど多数。(写真:野田雅也撮影)