チベットNOW@ルンタ
ダラムサラ通信 by 中原一博
2010年9月16日
ポト派元最高幹部ら4人を正式起訴、大量虐殺などの罪(CNN)
ちょうど今住んでいるアパートの上の階のドイツ人女性はこの裁判の準備に関わり、証言を集める仕事をしていたという。しかし、彼女は最近仕事を途中でやめ突然帰国した。
彼女を知る人の話によれば、彼女は余りに惨い証言を毎日聴くうちに自分がおかしくなってしまい、仕事が続けられなくなってしまったのだという。
「中国とポル・ポトの関係」を書くつもりで今準備してる、もうちょっと待ってくれ。
今日はコピペ。
大ボスのポル・ポトはもう死んでしまったし、つい最近まで幹部たちも自由に普通に暮らしてきた。
遅すぎる裁判だがやらないよりはいい。
いつの日にか「チベット大虐殺」についても裁判が行われることを切に願う。
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http://www.cnn.co.jp/world/30000234.html
(CNN) カンボジアで1975~79年のポル・ポト政権時代に起きた大規模虐殺を裁く国連支援の特別法廷は16日、同政権の最高幹部だった4人を大量虐殺、人道に対する犯罪やカンボジア刑法に基づく殺人、拷問などの罪で正式に起訴したと発表した。
4人は、政権ナンバー2だったヌオン・チア元人民代表議会議長、イエン・サリ元副首相、キュー・サムファン元国家幹部会議長、イエン・チリト元社会問題相。4人は70、80歳代の高齢者となっている。政権の最高指導者だったポル・ポト元首相は既に死亡している。
ポル・ポト政権時代の資料などを集めているカンボジア文書センターによると、過酷な共産主義政策が強いられた同時代には当時の総人口の4分の1ともされる、少なくとも国民170万人が処刑、病気、飢餓や強制労働で死亡した。特別法廷によると、暴力による犠牲者は推定80万人となっている。
裁判の開廷期日は不明だが、プノンペン郊外で記者会見した特別法廷の捜査担当判事によると、法廷は証言者の聴聞などのために4カ月の期間が与えられている。4人の正式起訴に備え、これまで2100人以上の市民らから証言などを集めたという。
特別法廷では今年7月26日、プノンペンにあったツールスレン政治犯収容所のカン・ケク・イウ元所長に拷問などの罪で禁固19年の実刑判決が言い渡されていた。2007年に本格的な活動を開始した特別法廷による判決は初めてだった。
同収容所ではポル・ポト政権時代、1万4000人以上が拷問などで死亡したとされる。元所長側は虐殺の経緯などで証言者役も果たしたなどとして釈放を要求、実刑判決後には控訴している。一方、同収容所で死亡した遺族らは19年の実刑判決は軽すぎるとして反発し特別法廷への不信感も示していた。検察側はより厳しい刑を求めて控訴に踏み切っている。
2010.09.16 Thu posted at: 17:30 JST
筆者プロフィール
中原 一博
NAKAHARA Kazuhiro
1952年、広島県呉市生まれ。早稲田大学理工学部建築学科卒業。建築家。大学在学中、インド北部ラダック地方のチベット様式建築を研究したことがきっかけになり、インド・ダラムサラのチベット亡命政府より建築設計を依頼される。1985年よりダラムサラ在住。これまでに手掛けた建築は、亡命政府国際関係省、TCV難民学校ホール(1,500人収容)、チベット伝統工芸センターノルブリンカといった代表作のほか、小中学校、寄宿舎、寺、ストゥーパなど多数。(写真:野田雅也撮影)