チベットNOW@ルンタ
ダラムサラ通信 by 中原一博
2010年9月2日
チベット抵抗歌
今日も一日中アンコール・ワット周辺の遺跡巡りに明け暮れた。
歩きだすととたんに汗が噴き出て、天然サウナ状態になる。
アンコール・ワットが有名だが、周囲には沢山の遺跡がジャングルに埋もれたまま残されている。
遺跡の紹介もしたいが、これは後回しにして、今日はチベットで最近発表された抵抗ソング・ビデオを幾つか紹介する。
まずは、以下の歌等を発表したが故に今年一月に逮捕され、15か月の「労働改造キャンプ」送りとなった、タシ・ドゥンドゥップの「ゼルマドゥップ(Unable to Meet、叶わぬ会合)
http://ihearttibet.org/music-from-tibet/tashi-dhondup-unable-to-meet/
以下の二つはHigh Peaks Pure Earthのブログに英訳が掲載されている。
http://www.highpeakspureearth.com/2010/08/two-songs-about-tibetan-unity-mentally.html
“The Sound of Unity” By Sherten
「連帯の歌:アムド、カム、ウツァンは一つの家族」
”Mentally Return”
Yudrug(トルコ石の龍) のヒップポップソング“New Generation”
http://ihearttibet.org/music-from-tibet/yudrug-new-generation/
筆者プロフィール
中原 一博
NAKAHARA Kazuhiro
1952年、広島県呉市生まれ。早稲田大学理工学部建築学科卒業。建築家。大学在学中、インド北部ラダック地方のチベット様式建築を研究したことがきっかけになり、インド・ダラムサラのチベット亡命政府より建築設計を依頼される。1985年よりダラムサラ在住。これまでに手掛けた建築は、亡命政府国際関係省、TCV難民学校ホール(1,500人収容)、チベット伝統工芸センターノルブリンカといった代表作のほか、小中学校、寄宿舎、寺、ストゥーパなど多数。(写真:野田雅也撮影)