チベットNOW@ルンタ
ダラムサラ通信 by 中原一博
2010年3月2日
アンナプルナ内院トレッキング・第三日目
第三日目:チョムロン(2170m)ーーー>ヒマラヤ(2900m)
写真は再びアンナプルナ・サウスだが、今度は麓のチョムロンから間近に見た、朝日に映えるやつ。
同じくチョムロンの朝の景色。
左からアンナプルナ・サウス7219m、ヒウン・チュリ6441m、マチャプチャレ6997m。
アンナプルナ・サウス東稜。
後ろに頭だけ見えているのはサウスの北東に連なる峰7126mと思われる。
この時期道端を彩るのはピンク色のサクラソウばかり。
沢山咲いている。
そのサクラソウも2500mを超えた辺りから種類が変わって葉も花弁も大きなタイプになった。この花が深い森の下一面を覆っていた。
まさにフェエリックな道だった。
ヒマラヤの手前にある、この聖域を住所とする女神デビィを祀った小さな祠に捧げられていたのも赤いシャクナゲとピンクのサクラソウだ。
筆者プロフィール
中原 一博
NAKAHARA Kazuhiro
1952年、広島県呉市生まれ。早稲田大学理工学部建築学科卒業。建築家。大学在学中、インド北部ラダック地方のチベット様式建築を研究したことがきっかけになり、インド・ダラムサラのチベット亡命政府より建築設計を依頼される。1985年よりダラムサラ在住。これまでに手掛けた建築は、亡命政府国際関係省、TCV難民学校ホール(1,500人収容)、チベット伝統工芸センターノルブリンカといった代表作のほか、小中学校、寄宿舎、寺、ストゥーパなど多数。(写真:野田雅也撮影)