チベットNOW@ルンタ
ダラムサラ通信 by 中原一博
2010年1月11日
「中国でいずれ革命も」=趙紫陽氏、生前に警告
今日は日本語記事のコピペです。
【香港時事】中国の代表的な改革派知識人として知られる杜導正氏(元新聞出版署長)は9日までに香港などで出版した日記で、1989年の天安門事件で失脚した趙紫陽元共産党総書記(2005年死去)が生前、同国でいずれ革命が起きる恐れがあると警告していたことを明らかにした。
趙氏は94年9月、北京の自宅で杜氏に対し、中国では経済改革が進む一方で、政治改革が停滞しているため、国民と対立する「官僚資本」が階級として誕生したと指摘。多くの国民はこれを革命の対象と見なしており、いつの日か「激烈な闘争」が発生するかもしれないと語った。
2000年12月にも、国有企業幹部の汚職や労働者の失業問題に取り組む必要性を強調し、「改革を積極的に進めれば、社会は進歩するが、(情勢に強いられて)受け身で行えば、革命につながる」と述べた。
時事ドットコム 2010/01/09
http://www.jiji.com/
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中国、国外逃亡した公務員の持ち逃げ額1人13億円
9日付の中国紙、法制晩報によると、中国で不正に蓄財して国外に逃亡する公務員は過去30年で約4千人に達し、1人当たりの持ち出し資産は約1億元(約13億6千万円)に上っている。
こうした事態を受け、中国政府はこのほど国外逃亡・持ち逃げを阻止する目的で監察省、公安省、外務省などによる横断的な監視の枠組みを立ち上げた。共産党員の不正を監視する党中央規律検査委員会が8日、明らかにした。
逃亡先はオーストラリアやニュージーランドが多いといわれている。(共同)
産経新聞 2010.1.10
http://sankei.jp.msn.com/
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以下、ドゥンドゥップ・ワンチェン氏の記事ですが、日本では共同さんだけが配信して下さいました。Hさんありがとう!
ただ、「チベット族」はバツですね。
中国でチベット族映画監督に懲役6年の実刑判決 国家転覆罪で
http://sankei.jp.msn.com/world/china/100107/chn1001072100008-n1.htm
2010.1.7 20:58
米政府系放送局のラジオ自由アジアなどは7日までに、中国青海省西寧市の裁判所が先月28日、国家政権転覆罪に問われたチベット族のドキュメンタリー映画監督、ドンドゥプ・ワンチェン氏に懲役6年の判決を言い渡したと伝えた。
同氏は2007年から青海省などを回り、北京五輪開催やチベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世をテーマにチベット族の庶民の声を収録。08年3月、これを基に製作した映画を海外に送った後、中国当局に身柄を拘束された。秘密裁判で審理されたため詳細な罪状は不明だが、映画製作と関連があるとみられている。
この映画は「恐怖を乗り越えて」と題し、08年夏以降、世界各地で上映されている。(共同)
筆者プロフィール
中原 一博
NAKAHARA Kazuhiro
1952年、広島県呉市生まれ。早稲田大学理工学部建築学科卒業。建築家。大学在学中、インド北部ラダック地方のチベット様式建築を研究したことがきっかけになり、インド・ダラムサラのチベット亡命政府より建築設計を依頼される。1985年よりダラムサラ在住。これまでに手掛けた建築は、亡命政府国際関係省、TCV難民学校ホール(1,500人収容)、チベット伝統工芸センターノルブリンカといった代表作のほか、小中学校、寄宿舎、寺、ストゥーパなど多数。(写真:野田雅也撮影)