チベットNOW@ルンタ
ダラムサラ通信 by 中原一博
2010年1月8日
テンジン・デレック・リンポチェ解放キャンペーン等
法王はブッダガヤで今日まで4日間、仏教講義を行われました。
写真は中国系の信者たちに囲まれる法王(パユルより)
以下のウエブにアクセスすればいつものように講義を聞くことができます。
ただし、言語はチベット語、英語、中国語のみ。
http://www.dalailama.com/webcasts/post/74-bodh-gaya-teachings-2010
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以下、ITSNよりのお知らせです。(翻訳・若松えり様)
ITSN テンジン デレク リンポチェ キャンペーン情報、最新版
(新年を祝う国の皆様には)明けまして、おめでとうございます!
このメールでは現在進行中の政治囚キャンペーン Free Tibetan Heroesで取り上げられているテンジン デレグ リンポチェについての運動で重要となる向う2、3ヶ月間の日時や、皆様の中で政治囚キャンペーン ワーキング グループに参加してみたい方への、呼びかけを含みます。
まず、初めに残念な、お話があります。この世界的な経済恐慌の波は、ITSNにも運営資金ぐりの面でチェレンジを強き、それによって、これまでITSNフルタイム スタッフとして働いて来たチームのメンバーを2010年度より、パートタイムスタッフに切り替える事が余儀なくされました。これまでMandie McKeown とPaul Goldingの2名で兼任されて来たキャンペーン コーディネーターの役職は今後はMandie一人がパートタイム スタッフとして引き継ぐ事になりました。よって、大変残念ながらPaul Goldingにお別れを言わなければなりません。
2009年度、ITSNでの彼の素晴らしい働きに一同深く感謝いたします。
ITSNのセクレタリアットは、この人件費削減後も、運動に必要な資料を充分提供するべく,一層の努力をしていきます。
削減によって生じる仕事を、残りのスタッフで共有する事で,少しでも影響を軽くする事に勤める予定ですが、特に優先するべき内容等についての、ご意見がございましたら、お気軽にご連絡ください。
そして、ITSNの金銭面の支援を喜んで引き受けてくれる基金/協会等に関する情報がございましたら,是非お寄せください。
Free Tibetan Heroes政治囚キャンペーン
では(http://www.freetibetanheroes.org)12月1日よりテンジン デレク リンポチェに焦点をあてて集中キャンペーンを展開をして来ました。今回のテンジン デレク リンポチェ救出運動の開始は、彼が逮捕された一件に関する新しい情報の開示と、チベット リタンで起きた一連の驚愕に値する事件と同時進行する形となりました。
( ICTによる詳しい報告書はこちらでご覧頂けます。
http://www.savetibet.org/media-center/ict-news-reports/tibetans-defy-security-crackdown-demonstrate-support-imprisoned-tibetan-lama)
ご記憶されている方もいるかと思いますが、以前、告知した12月10日世界人権デーに合わせた freetibetanheroes.orgサイト上でのアニメーションによるイントロが、度重なるサイバー攻撃にあい一時的なサイトの閉鎖に追い込まれたため、開始延期となりましたが、現在1月26日の世界同時行動の予定されている日に合わせて発表するよう準備を進めています。世界同時行動につきましては、追って、別メールで最新の資料とアクション要請の内容をまとめて送らせていただきます。
現在,以下の資料は、こちらのリンクから用意されていますので、なにとぞご活用ください。
http://www.freetibetanheroes.org
– テンジン デレク リンポチェについての最新情報を含んだ改正版プロフィール
– 四川省Liu Qibao(劉奇葆党委書記)に宛てた緊急メールアクションは、こちらのリンクからでもアクセスできます。
http://org2.democracyinaction.org/o/5380/p/dia/action/public/?action_KEY=1349
-このサイトには訪れた人と共有可能な、応援メッセージとして、ビデオやメッセージをアップロード出来ます。
また、ITSNのサイト内[resources] 資料セクションには以下のような資料が用意されています。
http://www.tibetnetwork.org/resources-tenzindelek (要ログイン)
– 各自の中国大使館を通して送るHu Jintao(胡錦濤国家主席)あてのアクション絵はがきテンプレ、ダウンロードしてお使いください。
– the Free Tibetan Heroesと同様の テンジン デレク リンポチェについての最新情報を含んだ改新版プロフィール
– テンジン デレク リンポチェ8画像(絵はがきに使用された白黒グラフィック画像を含む)と、同時期に逮捕され処刑されたロプサン・ドゥンドゥップLobsang Dhondupの唯一公開されている写真
– テンジン デレク リンポチェ判決時、2004年にTCHRD(チベット人権民主化センター)とHuman Rights Watchから発表されたPDF版の報告書
テンジン デレク リンポチェについて広く広めるためにウェブサイトの紹介に、なにとぞ、ご協力下さい。
皆様のウェブサイトや発行物でこれらの情報をお使い頂き、ご自由にリンクを張ってください。
(日本語ではhttp://freetibet.holy.jp/2009/12/テンジンデレクリンポチェ釈放要請に対する緊急、にてアクション絵はがき、リリースの日本語訳や写真をダウンロード頂けますので,ご活用ください。注;若松より)
Phurbu Rinpoche最新情報
さらに中国政府は2009年12月23日、プルブ リンポチェに対して8年半の判決を言い渡しました。この判決は2008年3月以降、影響力のある高僧に対して言い渡された、確認出来ている情報の中では初めて出された判決です。ICTではこの件について詳しい報告書を作成しました。
http://savetibet.org/media-center/ict-news-reports/influential-tibetan-lama-sentenced-eight-and-half-years-prison
2010年、向う4ヶ月間における重要日時:参考データ
1月28日-2003年に、テンジン デレク リンポチェ同時期に逮捕され処刑されたロプサン・ドゥンドゥップLobsang Dhondup氏命日
2月14日- ロサール(中国,旧正月)
3月10日- チベット民族蜂起記念日
政治囚キャンペーンワーキンググループへ、新メンバーを募集します。
政治囚キャンペーンワーキンググループ(以降PPCWGと記載)はFree TIbetan HeroesキャンペーンでITSNの参加団体全体で共有し実行出来る革新的なキャンペーンを協議するグループへの参加を募っています。PPCWGはITSNの運動グループです。
応募はITSNのメンバーで,
他メンバー、一名の推薦があれば,どなたにもご応募頂けます。
注;この応募は、キャンペーンの戦略を考案するためのもので、キャンペーンの運動に参加する事に興味がある団体へ向けたものではありませんので、ご留意ください。
PPCWGで、すでに活発に活動している団体はAustralia Tibet Council、Students for a Free Tibet、 Gu Chu Sum等です。
1月11日までに皆様からのご推薦をこちらまでお送りください。
campaigns@tibetnetwork.org.
2010年もよろしくおねがいします。
Alison
ITSN Secretariat
筆者プロフィール
中原 一博
NAKAHARA Kazuhiro
1952年、広島県呉市生まれ。早稲田大学理工学部建築学科卒業。建築家。大学在学中、インド北部ラダック地方のチベット様式建築を研究したことがきっかけになり、インド・ダラムサラのチベット亡命政府より建築設計を依頼される。1985年よりダラムサラ在住。これまでに手掛けた建築は、亡命政府国際関係省、TCV難民学校ホール(1,500人収容)、チベット伝統工芸センターノルブリンカといった代表作のほか、小中学校、寄宿舎、寺、ストゥーパなど多数。(写真:野田雅也撮影)