チベットNOW@ルンタ
ダラムサラ通信 by 中原一博
2009年12月14日
愚痴・中国にすり寄る日本国
日本にほぼ一年ぶりに帰ってきて、何が変わったと言って日本の政府だ。
世界のニュースが入らない代わりに日本のニュースは豊富なのは当たり前だが、とにかくこのところ気分を害すようなニュースが多すぎる。
実は日本に帰る前には、「日本も政権交代したことだし、少しはチベットにもいいことがあるかもしれない」と期待し、実情を何も知らず日本を訪問したのだ。
ところが、今日も私が昔から好きでない小沢が胡錦濤に散々おべっか使ってツーショットに収まった後、今度は帰ってくるなり、天皇に無理やり習近平を会わせたりしている。
小沢はまるで道徳観の一かけらも感じさせないやくざ面下げて、まるで金に群がるだけの600人もの恥知らずな日本人を連れて北京参りを行なった。
中国共産党と日本の民主党は連帯を強化するそうだ。
(もっとも小沢が予想するように習近平が次期総書記になるかは以下のブログによれば疑問のようだが)
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2009&d=1214&f=column_1214_002.shtml
そして、鳩山(さん)は歴代の世界レベルに達しない日本の首相たちの中でも飛びぬけてひどいね。
結局、外交政策をアメリカ中心から次第に中国寄りに変更しようという意図がうかがえる。
奈良や平安時代を懐かしんでいるのかいな?
今じゃ中国も仏教を広めるのではなくて人非人思想を広める国に変わっていることはご存じないか、知ってても金のためにもう無意識的に無視しているというわけであろう。
本当に気持の悪いニュースばかりが続いている日本だ。
私はこの前の選挙の時世界の田舎にいて投票していないが、チベットのことを応援されている方に牧野議員をはじめとする民主党議員への応援をお願いしたという事実がある。
これでは私の顔は丸潰れではないか!
と、初めからない顔は潰れないにせよ、良くない傾向だ、、、と思わざるを得ない。
ではあるが、牧野さんはもちろんチベットのために頑張りたいという意思は変わりないであろう。
ただ、小沢が全面的に邪魔してるんですよね、きっと。
筆者プロフィール
中原 一博
NAKAHARA Kazuhiro
1952年、広島県呉市生まれ。早稲田大学理工学部建築学科卒業。建築家。大学在学中、インド北部ラダック地方のチベット様式建築を研究したことがきっかけになり、インド・ダラムサラのチベット亡命政府より建築設計を依頼される。1985年よりダラムサラ在住。これまでに手掛けた建築は、亡命政府国際関係省、TCV難民学校ホール(1,500人収容)、チベット伝統工芸センターノルブリンカといった代表作のほか、小中学校、寄宿舎、寺、ストゥーパなど多数。(写真:野田雅也撮影)