チベットNOW@ルンタ

ダラムサラ通信 by 中原一博

2009年12月4日

政治囚キャンペーン/ テンジン ・デレック ・リンポチェ

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80935e53.jpg以下、ロンドンの若松様の翻訳。

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政治囚キャンペーン http://www.freetibetanheroes.org.で、今月より特集されるテンジン デレック リンポチェ
Tenzin Delek Rinpocheのキャンペーン用に最新資料が整いました。

12月1日よりITSNでは政治囚キャンペーンのなかで Tenzin Delek Rinpocheに焦点をあてて行きます。(これはITSN組織戦略計画第一章;本土チベットに暮らすチベット人を最優先するに沿ったものです。)
Tenzin Delek Rinpocheの強化キャンペーンはITSNのFree Tibetan Heroesウェブサイトで12月と1月の2ヶ月の間、行われます。

1.テンジン デレック リンポチェ Tenzin Delek Rinpocheに関する最新情報

 ITSNではテンジン デレック リンポチェ に関する新しい情報を入手しました。(情報の確認はできていますが、現時点では情報もとを匿名とさせていただきます。)追記;この情報はhttp://www.freetibetanheroes.org.のテンジン デレック リンポチェのプロフィールに追加されました。
テンジン デレック リンポチェは四川省、綿陽の綿陽刑務所 Mianyang Prison に移動されました。(http://www.scmyjy.gov.cn).
いつ移動されたかは、わかっていません。彼は以前、重 刑務所Chuandong prisonで拘束されていました。複数の情報筋からテンジン デレック リンポチェの体調が悪いこと、血圧が高く心臓と足に問題を抱えている報告が届けられています。毎日の投薬は許されていますが、彼の望むチベット医療薬は拒否されています。彼の裁判が始まる前に、多くの拷問を体験したため、現在では拷問は受けていないけれど、刑務所の貧しい環境に、苦しんでいる様子が報告されています。彼は、面会に来た人に“犯罪を犯したとして問われた罪のどれにも否認しており、無実の罪で投獄されている”と語っています。

2. フリーチベタンヒーローズ;Free Tibetan Heroes ウェブサイト掲載のプロフィールとアクションに付いて

ITSNのウェブサイト http://www.freetibetanheroes.orgではテンジン デレック リンポチェに焦点をあてて紹介しています。ウェブサイトでは四川省Liu Qibao党委書記に宛てたメールアクションを展開しています。最新の情報を含むプロフィール(下部参照)を含み、ビデオやテキストを使った支援メッセージ はGallery of Voicesのセクションからポストすることができます。今は、SFTとICT作成による判決直後に作られた
ビデオを見ることができます。

メールアクションではテンジン デレック リンポチェに拒否されているチベット医療の薬を許可することと、彼の無条件の即時釈放を訴えます。
どうぞ、メールアクションにご参加ください。そして、広く支援者のみなさまにご紹介下さい。ウェブサイトhttp://www.freetibetanheroes.org メールアクションリンク: http://tinyurl.com/tenzin-delek-action.

3.ITSNウェブサイトー資料セクション
http://www.tibetnetwork.org/resources-tenzindelek (要ログイン)にて、キャンペーン用の資料がダウンロード出来ます。以下の資料等が用意してありますので、ご活用ください。
-胡錦濤書記あてのアクション;ポストカード(自国の中国大使館経由)
-テンジン デレック リンポチェ プロフィール(フリーチベタンヒーロ-ズウェブサイトに掲載内容と同様)
– 画像;テンジン デレック リンポチェの画像計7種。白黒デザイン イメージと一緒に逮捕された Lobsang Dhondupの唯一の画像
– プラカードテンプレ
– TCHRDとHuman Rights Watchの2004年の報告書

4.これからのイベントダイアリー
12月2日;テンジン デレグ リンポチェの判決が出た日(2002年)
12月10日;世界人権デー
1月26日;一緒に逮捕された Lobsang Dhondupが処刑された命日(2003年)

5.ドンドップ ワンチェン キャンペ-ン
ドンドップ ワンチェンに関する資料等はITSN資料せセクションにあります。(http://www.tibetnetwork.org/resources-dhondupwangchen). ITSN では引き続きドンドップ ワンチェンの釈放を求めるキャンペーンを各団体で続行していただく要請をします。現在、彼の件を中国要員との間で話し合ってくれるよう要請したオバマ大統領の中国訪問と欧州/中国サミットのフィードバックをまっている所ですので、詳しい報告が届き次第、共有させていただきます。

F.Y.I;オバマ大統領に宛てたドンドップ ワンチェン メールアクションでは2,247筆の署名が集まりました。
その前に展開されていた中国
司法部長Wu Aiyingに宛てたメールアクションは1,215筆が集まりました。

政治囚キャンペーンについてのご意見,ご質問はこちらまでどうぞ、なにとぞよろしくお願いします。

Mandie & Paulより
Mandie McKeown & Paul Golding
ITSN Campaigns Coordinators
campaigns@tibetnetwork.org
http://www.tibetnetwork.org

訳文責;若松えり

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スランスの外務大臣Mr. Bernard Kouchner は「我々の省はチベット人の囚人ドゥンドゥップ・ワンチェン氏のケースについて特別なモニターを続けている」とある議員に対し文章で答えたという。
http://phayul.com/news/article.aspx?id=26118&article=We+are+closely+following+Dhondup+Wangchen’s+case+-++French+Foreign+Minister

筆者プロフィール

中原 一博
NAKAHARA Kazuhiro

1952年、広島県呉市生まれ。早稲田大学理工学部建築学科卒業。建築家。大学在学中、インド北部ラダック地方のチベット様式建築を研究したことがきっかけになり、インド・ダラムサラのチベット亡命政府より建築設計を依頼される。1985年よりダラムサラ在住。これまでに手掛けた建築は、亡命政府国際関係省、TCV難民学校ホール(1,500人収容)、チベット伝統工芸センターノルブリンカといった代表作のほか、小中学校、寄宿舎、寺、ストゥーパなど多数。(写真:野田雅也撮影)

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