チベットNOW@ルンタ
ダラムサラ通信 by 中原一博
2009年10月17日
ダラムサラ付近の野鳥・その6
今日のティーチングでは最初に、昨日一旦終った「金剛般若経」の最後の部分を説明されました。
この部分を訳したいと思ってるのに、なぜかネットで録音を聴くことができない。
それで、今日は先回りして日曜日の野鳥からお届けします。
すぐ上のツクラカンに行けば法王様がティーチングされているというのに、私は二日目以降は家でネット参加という横着なことしてます。
だって、込みすぎてて、自分の場所を取るのも気が引けるから、とかうまいこと言って、ただ家で余裕に聞きたかっただけです。
お陰で、今日とうとうティーチング中に108種を達成してしまいました。
今日の野鳥は、先週お伝えしたポン湖の入り口あたりにあった一つの小さな流れに集まっていた鳥たちです。
最初の優雅な鳥は
Oriental Magpie-robin (male) 20cm
歌いながら、尾を上下に振ったり、羽根をおろしたりして、水浴びします。
Tree Pie 50cm
この辺のボスのような、かなり大きな目立つ鳥。
飛ぶ姿が美しい。
綺麗な鳥の写真のはずだが、私のパソコン(画面)は先週初めから狂ってて、左右に間延びしたままです。
写真はクリックで。
Jungle babbler 25cm
目つきが鋭く、体も強そうで、色もシックなグレー。
怖そうだが、木の上でカップルがいちゃついてたりしてた。
Indian robin (Male & Female) 16cm
このカップルの色合いの差がなんとも調和して、素晴らしペアルックになってる。
オスは特に光沢がよく、日陰に入ると全身黒いビロードのように光る。
Baya weaver 15cm
小さな鳥ですが、口がしっかりしてて強そう。
スズメに少し似てます。
このかわいい鳥、今まで私が見た鳥の中で最小だと思います。
体は5~6cmしかありません。
赤目で、くちばしが小さい。
手持ちの図鑑に見当たりません。
Redvented Bulbul 20cm
このパンク鳥(ブルブル)の一種はすでに紹介したのですが、この水辺にたくさんいました。
写真を二枚載せますが、実は同じ種類の鳥です。
オス・メスでもない。
それなのに日陰と日向では色が全く違って見える。
最初は私も違う種類か?オス・メスか?とずいぶん悩みました。
Paradise Flycatcher 20cm
このピンボケにしか写っていない鳥は実はこの辺でその美しさで有名な鳥なのです。
この子はまだ子供のオスで成鳥になれば尾の中心から二本の真っ白なお髭が伸びてこれが50cmにも達するらしい。
これを見かけ、興奮したせいで写真はボケるし、鳥もすぐに飛び去ってしまいました。
でももうきっと二度と撮れないだろうからボケでも載せます。
Ashy Drongo 30cm
これもかつて、暗闇に飛翔するところを紹介した鳥です。
くちばしや足まで黒い黒ずくめで尾の長いスマートな鳥。
筆者プロフィール
中原 一博
NAKAHARA Kazuhiro
1952年、広島県呉市生まれ。早稲田大学理工学部建築学科卒業。建築家。大学在学中、インド北部ラダック地方のチベット様式建築を研究したことがきっかけになり、インド・ダラムサラのチベット亡命政府より建築設計を依頼される。1985年よりダラムサラ在住。これまでに手掛けた建築は、亡命政府国際関係省、TCV難民学校ホール(1,500人収容)、チベット伝統工芸センターノルブリンカといった代表作のほか、小中学校、寄宿舎、寺、ストゥーパなど多数。(写真:野田雅也撮影)