チベットNOW@ルンタ
ダラムサラ通信 by 中原一博
2009年6月4日
ダラムサラ6月4日「連帯」キャンドル・ライト・ビジル
珍しく、ブログをさぼってしまいました。
後数時間にはネパールに行くためにダラムサラを出ます。
今日は6月4日という大きな日、朝からBBC,CNNと天安門のことばかり流しています。日本はそうでもないのでしょうかね?
何よりも面白いのは、BBCでもCNNでもカメラが天安門の近くに近づくと必ず、短バンをはいてサングラスを掛け、耳にはイヤホンをつけた男たちが雨も降ってないのに傘をさし、いちいちカメラの前をふさぐことです。これは相当の笑いを取ってます。誰のアイデアでしょうかね?
詳しい天安門関係のニュースは他に任せます。
あの時、革命がもしも成功していたら、政府の態度が違っていたら、今の中国はどんなだったろう?と想像してみたりもします、、、
ダラムサラでは昼はTCVで行われているサッカー・トーナメントに熱中し、
夕方からはこの6月4日に向けて、中国の民主化運動との「連帯」を示すためのキャンドル・ライト・ビジルを行いました。
ツクラカンでの集会の後、天安門関係のビデオ映写会も行われました。
記事としておもしろそうなのは、先に中国を訪問したアメリカ下院議長ナンシ・ペロジ女史についてですが、メディアの「人権について話さなかったじゃないか」との批判に応え、ちゃんと「胡錦涛との話合いのとき、書面でちゃんとチベット人二人を含めた10人の政治犯の釈放を要請した」そうです。詳しくは以下へ(英文)
http://phayul.com/news/article.aspx?id=24860&article=Pelosi+urges+China+to+free+political+prisoners
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
koukou氏のTCVレポートのことは依然このブログでも書きましたが、以下、
クレヨンハウス刊の育児雑誌「月刊クーヨン7月号」にTCVの話が出てるそうです。
子供がいらっしゃる方もそうでない方もご覧ください。
http://www.crayonhouse.co.jp/home/index.html
http://www.crayonhouse.co.jp/home/cooyon/thiscooyon.htm
「僕(koukouさん)と野田さんの記事は3ページですが、ごく一般の若い読者にチベットのことが少しでも届けばいいなという思いでソフトに書いてみました。
硬派な中原ブログにサラッと紹介してくれたらうれしいです」
とのことでした。
筆者プロフィール
中原 一博
NAKAHARA Kazuhiro
1952年、広島県呉市生まれ。早稲田大学理工学部建築学科卒業。建築家。大学在学中、インド北部ラダック地方のチベット様式建築を研究したことがきっかけになり、インド・ダラムサラのチベット亡命政府より建築設計を依頼される。1985年よりダラムサラ在住。これまでに手掛けた建築は、亡命政府国際関係省、TCV難民学校ホール(1,500人収容)、チベット伝統工芸センターノルブリンカといった代表作のほか、小中学校、寄宿舎、寺、ストゥーパなど多数。(写真:野田雅也撮影)