チベットNOW@ルンタ
ダラムサラ通信 by 中原一博
2009年5月26日
我(不)是述賴的人
左の写真二枚はバッジです。去年あたりから北京で売られているそうです。
「私はダライの人(犬、仲間、パシリ)ではありません」と書かれている。
身の潔白を証明しているというわけだ。
これにウーセルさんは悪さをして中から「不」の一字を消したのが二番目です。
こうなると「私はダライの人(犬)です」になって、デモの時使えるというわけです。
先日お知らせした、南インドの僧侶10人による「チベット帰還行進」は、残念ながら昨日全員国境警備隊に逮捕され、終わってしまいました。
ウッタラカンド州のスンドという国境を前にした最後の村で捕まったそうです。
http://phayul.com/news/article.aspx?id=24788&article=’Return+to+Tibet’+march+stopped+at+border+town+by+ITBP
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アメリカの下院議長ナンシ・ペロジ女史は今、中国を訪問中。
今日は確か胡錦涛に会うはずです。
人権問題を最重要視することで有名な彼女が中国に来たと言うので、北京の人たちは助けてもらおうとデモまで行っているそうです。
もっとも彼女は今回は「環境」中心に話し合うということになっており、期待しない方がよさそうです。
彼女は「人権も環境の内だ」といってるようですが。
http://phayul.com/news/article.aspx?id=24792&article=Speaker+Pelosi+visits+China%3b+protesters+seek+help
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以下イベントのお知らせです。
野田君のレポート第二部も大いに期待できるし、皆さんの中身の濃い話を沢山聴けることでしょう。
【名称】第5回「チベットの歴史と文化学習会」
【日時】2009年7月11日(土)13:00~16:30(開場12:30)
【会場】文京区民センター 3-A会議室(東京都文京区本郷4-15-14)
【費用】参加費600円
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第5回「チベットの歴史と文化学習会」
■日時:2009年7月11日(土)18:00~21:00(開場17:45)
■場所:文京区民センター 3-A会議室
交通 営団丸ノ内線・南北線 後楽園駅徒歩3分
都営三田線・大江戸線春日駅徒歩1分
JR総武線水道橋駅 徒歩13分
http://www.city.bunkyo.lg.jp/gmap/detail.php?id=1754
■参加費:¥600
■参加のお申込み
要予約。定員になり次第締め切らせていただきます。
座席に余裕がある場合のみ当日参加も可能です。
参加お申込みページはこちら(http://www.tibet.to/gaku5/)
■プログラム(予定)
(1)講座「チベット仏教の潮流」
第3回「現代チベット仏教思潮~ダライ・ラマの時代を中心に~」
講師:吉水千鶴子(筑波大学人文社会科学研究科哲学・思想専攻准教授)
(2)チベット報告「今、チベットの人々は」
報告:渡辺一枝(作家)
(3)「国境線リポートII~50年目の証言~」
報告:野田雅也(フォトジャーナリスト)
(4)質疑応答「Tibet2009 vol.3…チベット支援の現状」
報告:長田幸康(ライター、I love Tibet! ホームページ)
●主催:チベットの歴史と文化学習会
●お問い合わせ:e-mail: trb.gakusyuukai@gmail.com
筆者プロフィール
中原 一博
NAKAHARA Kazuhiro
1952年、広島県呉市生まれ。早稲田大学理工学部建築学科卒業。建築家。大学在学中、インド北部ラダック地方のチベット様式建築を研究したことがきっかけになり、インド・ダラムサラのチベット亡命政府より建築設計を依頼される。1985年よりダラムサラ在住。これまでに手掛けた建築は、亡命政府国際関係省、TCV難民学校ホール(1,500人収容)、チベット伝統工芸センターノルブリンカといった代表作のほか、小中学校、寄宿舎、寺、ストゥーパなど多数。(写真:野田雅也撮影)