チベットNOW@ルンタ
ダラムサラ通信 by 中原一博
2009年4月21日
さらにもう一人チベット人女性を死刑
<さらにもう一人のチベット人を死刑、その他二人の女性に無期と10年>
4月21日付、亡命政府リリースより、
チベット語
http://www.tibet.net/tb/flash/2009/april/250409.html
英語
http://www.tibet.net/en/index.php?id=843&articletype=flash&rmenuid=morenews
新華社によれば、ラサ市中級人民法院はまたもう一人、チベット人女性を2年の執行猶予付き死刑と決定した。
サキャ県出身のペンキは昨年3月14日、。
彼女は21歳、サキャ県、ドクラ地区ノルブ村の出身。
彼女はキンニアン通りのホング衣料店に放火し店主のズー・レンカムを焼死させたとされた。
このほか、ニェモ県出身の同じくペンキには無期懲役、
チメ・ラモには10年の懲役が言い渡された。
二人は北京東路のイション衣料店に放火したとされた。
ペンキは23歳、ニェモ県マルキャン地区タントゥ村出身。
チメ・ラモは20歳、シガツェ・ナムリン県、ナムリン地区ショルトゥ村出身。
三人とも昨年3月に逮捕されている。
三人の職業については確認は難しいが、三人とも掃除人だったと思われている。
サラ中級人民法院の報道官は「裁判は公開され、中華人民共和国の定めた法律に完全に従った手続きによって進められた。被告人にはチベット語の通訳が付けられたし、その法定代理人は十分に反論を表明した」
レポートには判決がいつ決定されたのかについて触れられていないし、被告人の詳細やその反論などは書かれていない。
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また、放ってはおけません!!!。
それにしても、新華社はラサ法院が一人のチベット人男性に死刑を言い渡したと
発表しているというが、、、?ペンキは女性と亡命政府は言うし、ペンキは女性の名前に違いないのに、何か意図的に、、、?
あるいは、常に嘘しか書かない習慣が染みついた新華社の記者が「あ、女ね、、男と書くか」何てやってしまったとか。
後もう一つ、死刑を言い渡されたペンキの罪状について、もう一つのバージョンがあります、それは「(彼女は)デモに参加した後、北京東路の市内の衣料品店に放火し5人を焼死させた罪で死刑を言い渡された」というものです。
未だ、はっきりしません。
筆者プロフィール
中原 一博
NAKAHARA Kazuhiro
1952年、広島県呉市生まれ。早稲田大学理工学部建築学科卒業。建築家。大学在学中、インド北部ラダック地方のチベット様式建築を研究したことがきっかけになり、インド・ダラムサラのチベット亡命政府より建築設計を依頼される。1985年よりダラムサラ在住。これまでに手掛けた建築は、亡命政府国際関係省、TCV難民学校ホール(1,500人収容)、チベット伝統工芸センターノルブリンカといった代表作のほか、小中学校、寄宿舎、寺、ストゥーパなど多数。(写真:野田雅也撮影)