チベットNOW@ルンタ
ダラムサラ通信 by 中原一博
2009年4月19日
<Le Mensonge Chinois?>フランス制作新チベットドキュメンタリー
ダライ・ラマ法王はつい先ほどアメリカ訪問のため、ダラムサラを発たれました。
YouTubeに最近新しく制作されたチベットものドキュメンタリー・ビデオがアップされました。
http://www.youtube.com/watch?v=pE6GA7ySzbU&eurl=http%3A%2F%2Fwww%2Ebullogger%2Ecom%2Fblogs%2Foizoblog%2Farchives%2F290135%2Easpx&feature=player_embedded
「Le Mensonge Chinois?(中国の作り話?)」 中国的谎言 Bernard Debord 54分
http://dl.free.fr/tQgkSseD0
http://dl.free.fr/tQgkSseD0
ウーセルさんのブログで知ったのです。
以下の彼女のブログに行った方が見やすいかも知れません。
http://woeser.middle-way.net/2009/04/blog-post_8906.html
ウーセルさんのブログでは8本に分けて掲載されています。
残念ながら?フランス語です。
そのうち訳しましょうかね?
一本目の顔に何とルンタ・レストランの料理人ツェリン・テンパが出てて驚きました。
一か月前にインタビューを受けてたのは見てましたが、これだったのすね。
ちなみに彼の証言は嘗てブログに載せましたが、いつだったか忘れました。
その他ダラムサラ、特に9-10-3の会の人達から多くのインタビューを取っています。去年5月のブログで紹介した、ケルサン・ソナム
http://blog.livedoor.jp/rftibet/archives/2008-05.html?p=5#20080504
その他、アマ・アデ、その旦那さんとダラムサラの代表的な元良心の囚人が出演しています。
もちろん、法王へのインタビューが中心ですが、政府から首相のサンドン・リンポチェ、外務情報省大臣タクラ・ケルサン・ヤンキ女史、スポークスマンのサンペル氏からも話を聞いています。
特に6本目にはパンチェン・ラマ10世の最後のチベット訪問時の貴重な映像があります。続いて、中国側が如何に偽パンチェン・ラマ11世選出を演出し、その後如何に利用してきたかを示した映像も貴重です。
年老いた生き証人たちを登場させながら、50年、60年代もよく検証されています。
事実に即した良いドキュメンタリーと思います。
ほとんどはこのダラムサラで撮影され、資料も情報省から集めたのでしょう。
ここだけでもこれだけのものが出来るんだな、、、!と感心しました。
N2よ、俺達も頑張ればこれぐらいできたんだよな、、、ムリムリ、、?
え、今これ以上のものを作ってるって!?
一本目の法王のお話の部分は
「1950年に中国軍が歴史的にダライ・ラマ政府の管轄の下にあったチベット地域に侵入を開始した時、直ちに7、8千人のチベット軍の軍人が殺された。
つまり、軍のほとんどすべてだ。みんな死んでしまった。
だからそれ以降の進軍はほとんど何の抵抗もなく進んだ。
現在チベット自治区に入っているチャムドまで来て、一旦進軍を止めた。
そこに一時留まった。
その理由は我々と交渉するためだった。
そこで締結された協約はある歴史家によれば脅迫下になされたものだと言われている」
です。
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友人の出演する大阪でのチベットイベントをお知らせします。
去年ダラムサラでフリーチベット・コンサートを先導していた自由チベット活動家
辻井くんの写真展とトークが大阪のチャクラで行われます。
彼はあれから、世界を一周して日本に帰っているようです。
楽しく、熱いやつなので大阪方面の方はぜひ参加してみてください。
そういえば、何も知らない私にブログの手引きを最初にしてくれたのも彼でした。
彼が去年の3月にダラムサラにいなかったらこのブログは存在していなかったことでしょう。
彼のブログは:
http://blog.livedoor.jp/hironori2z/archives/51482716.html
≪イベント詳細≫
4/21(火)~29(水)写真展示会
4/29(水)トークショーライブ
Open 18:30 Start 19:00前売1000円 当日1200円(1ドリンク付き)
※期間中、カフェは通常営業しています。
展示会にお越しの方は
ドリンク、お食事のご注文お願いします。
●会場の案内/予約・お問い合わせ
アジアン雑貨・衣料・カフェCHAKRA(チャクラ)
大阪市北区菅原町6‐12 北浜・南森町下車徒歩8分
TEL&FAX 06‐6361-2624
http://www.chakra-jp.com
筆者プロフィール
中原 一博
NAKAHARA Kazuhiro
1952年、広島県呉市生まれ。早稲田大学理工学部建築学科卒業。建築家。大学在学中、インド北部ラダック地方のチベット様式建築を研究したことがきっかけになり、インド・ダラムサラのチベット亡命政府より建築設計を依頼される。1985年よりダラムサラ在住。これまでに手掛けた建築は、亡命政府国際関係省、TCV難民学校ホール(1,500人収容)、チベット伝統工芸センターノルブリンカといった代表作のほか、小中学校、寄宿舎、寺、ストゥーパなど多数。(写真:野田雅也撮影)