チベットNOW@ルンタ
ダラムサラ通信 by 中原一博
2009年3月27日
「チベ夏」よりニントップリンに寄付
今回ダラムサラまで日本から一緒に来たM.KuuKuu(以下K)氏は三週間の滞在を終えられ今夜デリーに発たれました。
K氏は去年東京で一か月以上に渡り開催された「チベットを知る夏」イベントの実行委員長を駆って出てくれた友人です。
彼と他の実行委員、多くのボランティアの方々のおかげでイベントは大成功(自画自賛?)でした。
昨日ニントップリン(勇気園)というダラムサラにある亡命チベット人のための「身体障害者施設」に行き、K氏はこのイベントの収益金の中から5万円を寄付されました。
「特に、子供たちの絵、図工、工作など材料費に使ってもらえればうれしい」と話されました。
関係者の皆様、ご了承ください。
とにかくK氏は子供が好きなので、今回滞在中にもダラムサラのTCVには7回、ここから2時間かかるTCVゴパルプール・スクールに2回、ニントップリンに2回、TCVニマ・ロプタに一回と子供を追いかけておられました。
筆者プロフィール
中原 一博
NAKAHARA Kazuhiro
1952年、広島県呉市生まれ。早稲田大学理工学部建築学科卒業。建築家。大学在学中、インド北部ラダック地方のチベット様式建築を研究したことがきっかけになり、インド・ダラムサラのチベット亡命政府より建築設計を依頼される。1985年よりダラムサラ在住。これまでに手掛けた建築は、亡命政府国際関係省、TCV難民学校ホール(1,500人収容)、チベット伝統工芸センターノルブリンカといった代表作のほか、小中学校、寄宿舎、寺、ストゥーパなど多数。(写真:野田雅也撮影)