チベットNOW@ルンタ
ダラムサラ通信 by 中原一博
2009年3月11日
3月10日も過ぎ
9日の昼ごろダラムサラに帰ってきたのですが、今までネットを回復することができませんでした。
この間にダラムサラでは、沢山の大事な出来事ありました。
ただ、詳しい報告は明日以降にさせて頂きます。
日本のメディアが今回は15人ぐらいはいらしゃいました。
NHKさんはじめ、各新聞社は勢揃いしていました。
ですからすでに、各社から短いニュースは流れているはずです。
10日は朝9時から「蜂起50周年記念式典」が行われましたが、今年は異例にもダライ・ラマ法王自らお出ましになり、声明を読み上げられました。
この日本語訳は以下の東京代表部事務所のホーム・ページに掲載されています。
http://www.tibethouse.jp/dalai_lama/message/uprising50th.html
今年の目玉は連帯の証として、7カ国から中国の民主化同盟組織の人たちが15人ほど来ていたことでした。
このあと、恒例のデモ行進が下ダラムサラまで行われました。
12時半からは法王の記者会見が開かれました。
世界中から200人ほどの報道関係者が集まっていました。
この内容は興味深いものでした。
追って、なるべく詳しくお伝えするつもりです。
夕方からはキャンドル・ビジルが行われ、この場でも中国の民主化同盟と、イタリアの支援者がチベット応援の言葉を力強く語っていました。
今日11日は法王のティーティングが8時から10時まで行われました。
11時からは首相のサンドゥン・リンポチェが記者会見を開かれました。
これらの、内容も追ってお知らせします。
筆者プロフィール
中原 一博
NAKAHARA Kazuhiro
1952年、広島県呉市生まれ。早稲田大学理工学部建築学科卒業。建築家。大学在学中、インド北部ラダック地方のチベット様式建築を研究したことがきっかけになり、インド・ダラムサラのチベット亡命政府より建築設計を依頼される。1985年よりダラムサラ在住。これまでに手掛けた建築は、亡命政府国際関係省、TCV難民学校ホール(1,500人収容)、チベット伝統工芸センターノルブリンカといった代表作のほか、小中学校、寄宿舎、寺、ストゥーパなど多数。(写真:野田雅也撮影)