チベットNOW@ルンタ
ダラムサラ通信 by 中原一博
2008年10月10日
ダライラマ法王いよいよ手術か?
http://www.afpbb.com/article/life-culture/health/2526694/3412777
【10月10日 AFP】チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ(Dalai Lama)14世は9日、腹部の痛みを訴え、インド・ニューデリー(New Delhi)市内の国立病院に入院した。10日に手術を受ける可能性もあるという。病院の医師が匿名でAFPに明らかにした。
これに先立って、メディアがダライ・ラマの腹部の痛みが再発したと報じていた。ダライ・ラマは8月、同様の症状でムンバイ(Mumbai)の病院に4日間入院している。
手術を行うとの情報については、地元メディアも情報源は秘して報じているが、ダライ・ラマの報道担当者のTenzin Takhla氏は「通常の検査」を受けているだけだと述べ、報道を否定した。
病院長はダライ・ラマの健康状態や、病院で受けている処置などについて一切のコメントを拒否。病院側は、これらの情報はすべてチベット亡命政府から発表されるとしている。(c)AFP
ーーーーーーー
もう少し詳しくは以下に、
http://phayul.com/news/article.aspx?id=22955&article=Dalai+Lama+hospitalised+with+abdominal+pains%3a+doctor
結局、私が先生から聞いた話の通りになっているようです。
そうであるのに、昨日は「デリーの病院の診察の結果何も異常はなく、明日にもダラムサラに帰られる」と発表があったりしました。
突然、昨日法王が腹痛を訴えられたということですが、薬か何かで何とか手術を避けることを試みたも、やはりもう一度詰まったからには取るしかないということになったのであろうか?
しかし、法王庁のテンジン・タクラ氏は「法王の健康には全く心配はない、ただ定期診断を行うために入院しなければいけないだけだ」と胆石手術のことは否定しているという。
ーーーー
すみません、もう一度さっきPhayul.comを開くと、今度はテンジン・タクラ氏が「法王は胆石を取り除くために手術なされる」と発表したそうです。
手術の日時は明かされていませんが、今日にも手術が行われる可能性は高いでしょう。
無事に手術を終えられますよう、心よりお祈りします。
筆者プロフィール
中原 一博
NAKAHARA Kazuhiro
1952年、広島県呉市生まれ。早稲田大学理工学部建築学科卒業。建築家。大学在学中、インド北部ラダック地方のチベット様式建築を研究したことがきっかけになり、インド・ダラムサラのチベット亡命政府より建築設計を依頼される。1985年よりダラムサラ在住。これまでに手掛けた建築は、亡命政府国際関係省、TCV難民学校ホール(1,500人収容)、チベット伝統工芸センターノルブリンカといった代表作のほか、小中学校、寄宿舎、寺、ストゥーパなど多数。(写真:野田雅也撮影)