チベットNOW@ルンタ
ダラムサラ通信 by 中原一博
2008年9月7日
続パルデンさんの本復刊、野田雅也写真展
以下パルデンさんの自伝の復刊に関するY女史からのお知らせです。
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「チベットNOW@ルンタ」読者の皆様、こんにちは。
本日は、大変嬉しいご報告をさせていただきます。
5月よりひっそり開始した、パルデン・ギャツォ師自伝『雪の下の炎』の復刊運
動ですが、
ルンタでご紹介いただいたり、Mixi などで大勢の皆様にご賛同いただけましたお
かげで、
復刊ドットコムを介した出版関係者の皆様方への働きかけが実を結び、
このほど、正式に復刊されることが決定いたしました。
復刊ドットコムのサイトで復刊投票を投じてくださった皆様、
長い間、地道な成り行きを静かに見守ってくださっていた皆様に、
心より御礼申し上げます。
順調にいけば、10月下旬頃に刊行される見通し、とのことです。
皆さま、本当にどうもありがとうございました。
ただし、実際にはこれからが正念場、という気がしています。
「せっかく復刊されたのにまたしても売れ行きが振るわず……
やはり、チベットに関する話題は日本では興味を持たれないのか?」
という結果になってしまっては、元も子もないからです。
皆さま、どうぞ引き続きお心に留めていただき、
一人でも多くの方に、パルデンさんの自伝が行き渡りますように、
今後とも、よろしくご支援のほど、お願い申し上げます。
■Mixi をご覧になれる方は、以下のURLにもお立ち寄りいただけますと幸いで
す。
今後の効果的な展開方法について、ご意見を募集しております。
「チベット僧侶自伝 『雪の下の炎』 を復刊させよう!」
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=31159841&comm_id=7228
■復刊ドットコム様 「復刊活動レポート」
http://blog.book-ing.co.jp/fukkanrepo/2008/09/post-a40c.html
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2008年9月 3日 (水)
『雪の下の炎』、ついに復刊決定!
あるチベット僧の壮絶な体験を描いた、『雪の下の炎』(パルデン・ギャツォ 著
)(171票)の復刊が決定いたしました。
北京オリンピックが終わり、あらためてチベットをはじめとする中国国内の民族
問題に世界中の注目が注がれています。チベット僧侶である著者の想像を絶する
苦難と忍耐の物語、そして貴重な記録である本書。ぜひご購入いただき、ひとり
でも多くの方にお読みいただければ幸いです。
◆『雪の下の炎』購入予約ページ
http://www.fukkan.com/fk/CartSearchDetail?i_no=68310729&tr=m
刊行は10月下旬を予定しております。どうぞ引き続き、皆様の応援をよろしくお
願いいたします。
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皆さんには特に最後の「購入予約ページ」に行って頂きたい。
実はこの予約購入者が極端に少ないのでこのままでは最低の部数した印刷されない恐れがあるとのこと。
その場合は地方の本屋になど到底行き渡らないとのことです。
ですから予約購入を今、私からもお願いいたします。
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法王はムンバイを出られ5日にデリーに到着されたとのこと。
今日あたりダラムサラにお戻りになられるとの話があったが、、、帰っては来られませんでした。
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ダラムサラには今、映画監督のI氏が新しいチベットもの構想の為に滞在中です。
そこでまずは連日亡命してきた元政治犯にインタビューしています。
昨日今日は近場でルンタレストランの料理人に話を聞きました。
私は通訳で「チべ夏」のM女史が書記です。
M女史の原稿が上がって来るには少々時間が掛かるかも知れませんが、
出来上がりしだいブログにアップします。
乞うご期待!
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今日の写真は野田くんのものです。
その野田くんの写真展が今神奈川で行われています。
以下そのご案内です。
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神奈川県のあーすぷらざ(県立地球市民かながわプラザ)で
野町和嘉氏の写真展「地球巡礼」と野田雅也写真展「チベットの今」が9月6日(土)から開催されます。
期間中、野町氏の講演会や「モゥモ チェンガ」の映画上映もあります。
お誘い合わせのうえ、ぜひご来場ください。
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【転送/転載歓迎】
○地球巡礼 野町和嘉写真展
http://www.k-i-a.or.jp/plaza/news/20080906_junrei.html
サハラ砂漠を旅してその魅力にとりつかれて以来、過酷な自然と向き合って生きる人々を地球規模で精力的に撮り続けている写真家・野町和嘉氏の写真展を開催します。
【主催】:神奈川県立地球市民かながわプラザ
【日時】2008年9月6日(土)~10月13日(月・祝)
10:00~18:00(祝日を除く月曜休館)
【場所】神奈川県立地球市民かながわプラザ 3階 企画展示室
【入場料】:無料
○「チベットの今 写真展」
http://www.k-i-a.or.jp/plaza/news/20080913_junrei_kanren_1.html
想うことがある限り、人は願い、そして祈る。天空の大地から、世界に届ける願いとは?チベットの今を伝える写真展です。
【主催】:神奈川県立地球市民かながわプラザ
【日時】2008年9月6日(土)~10月13日(月・祝)
10:00~18:00(祝日を除く月曜休館)
【場所】神奈川県立地球市民かながわプラザ 5階常設展示室 国際平和展示室、アトリウム周辺
【写真】野田雅也(フォトジャーナリスト)
○野町和嘉さん講演会
過酷な自然と向き合って生きる人々とその祈りを写す写真家、野町和嘉さん。野町さんの写真家としてのキャリアは、20代半ばでサハラと出会い、圧倒的な自然と、そこに生きる人々の強靱さに魅せられたことではじまりました。以来、世界の辺境の地を訪ね、そこに生きる人々の心の糧を探る旅を続けています。写真を紹介しながら、この旅の軌跡を報告します。
日時:9月13日(土) 14:00~15:45
場所:5階映像ホール
対象:一般
講師:野町和嘉さん
※事前申し込み制
TEL: 045-896-2899 学習サービス課
○「モゥモ チェンガ」映画上映会
日 時:10月4日(土)
①10時30分~12:15 ②15時~16:45 ※各回入れ替え制
場 所:神奈川県立地球市民かながわプラザ 5階・映像ホール
定 員:130名
申 込:事前申込不要、先着順
参加費:無料
問合せ:学習サービス課(担当:佐藤)
045-896-2899
内 容:
「モゥモ」は「おばあちゃん」、「チェンガ」は「満月」。
「モゥモ チェンガ」=「満月ばあちゃん」と呼ばれるチベット難民のおばあちゃんの日常生活に、カメラが寄り添うようにして過ごした日々の記録。
半世紀近く前、中国の侵略を受け、チベットからヒマラヤを越えて逃れてきたモゥモ チェンガは、家族とともにネパールの難民キャンプにたどり着いた。モゥモ チェンガは祖国への望郷を抱きながら、40年を越える月日をここで過ごした。
終日マニ車を手に真言を唱え、お寺や仏壇の前で行う五体投地、そして親戚が揃い仏に感謝しつつ迎えるお正月。その信仰生活と家族や近隣の人たちとの思いやりに満ちた日常を通してモゥモ チェンガの心が浮き彫りにされてゆく。それは典型的なチベット人の心なのである。
ある日、ダライ・ラマ法王に謁見する機会が巡ってくる。
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かながわ国際交流財団 あーすぷらざ
〒247-0007 横浜市栄区小菅ヶ谷1-2-1 神奈川県立地球市民かながわプラザ
http://www.k-i-a.or.jp/index.html
筆者プロフィール
中原 一博
NAKAHARA Kazuhiro
1952年、広島県呉市生まれ。早稲田大学理工学部建築学科卒業。建築家。大学在学中、インド北部ラダック地方のチベット様式建築を研究したことがきっかけになり、インド・ダラムサラのチベット亡命政府より建築設計を依頼される。1985年よりダラムサラ在住。これまでに手掛けた建築は、亡命政府国際関係省、TCV難民学校ホール(1,500人収容)、チベット伝統工芸センターノルブリンカといった代表作のほか、小中学校、寄宿舎、寺、ストゥーパなど多数。(写真:野田雅也撮影)