チベットNOW@ルンタ

ダラムサラ通信 by 中原一博

2008年8月7日

五輪会場近くにチベット解放訴える横断幕、再び始まった死のハンスト

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写真は北京の行動に呼応する形でロンドンで掲げたれたフリーチベット旗。
こちらも4人逮捕されたとか。

<五輪会場近くにチベット解放訴える横断幕、外国人4人を拘束>
2008年08月06日 14:00 発信地:北京/中国
http://www.afpbb.com/article/beijing2008/beijing2008-news/2501242/3189366

中国・北京(Beijing)の五輪会場付近で、消防車を使ってチベット支援の横断幕を取り除く治安当局者(2008年8月6日撮影)。(c)AFP/FREE TIBET 2008

【8月6日 AFP】中国警察当局は6日、北京五輪のメーンスタジアムとなる国家体育場(National Stadium)付近で、巨大な「チベット解放」と書かれた横断幕を掲げた外国人4人を拘束した。国営新華社(Xinhua)通信が報じた。

 国際組織「スチューデンツ・フォー・ア・フリーチベット(Students for a Free Tibet、SFT)」は、英国および米国の活動家4人が、鳥の巣(Bird’s Nest)の愛称を持つ国家体育場付近で、チベット旗と約13平方メートルの横断幕2枚を掲げることができたと発表した。

 同組織は、選手村を背景に横断幕を電柱に結びつける活動家の写真を公表した。

 SFTによると、英語で「One World, One Dream: Free Tibet(1つの世界、1つの夢:チベット解放)」と書かれた横断幕は、約1時間後に警察官によって撤去されたという。

 SFTのTenzin Dorjee副代表は、「五輪開幕の数日前に、世界の目が中国に向いているので、われわれは世界にチベットでは数百万人の人々が人権と自由を求めて声を上げていることを忘れないようアピールしたかった」と語った。

 新華社通信によると外国人活動家4人はこのデモ行為の数分後に拘束された。4人は旅行者ビザで入国したという。

 中国当局はテロ攻撃の脅威に備えて北京市北部郊外にある選手村付近の治安対策を強化するとしているが、これらの措置は抗議活動を阻止するためとの批判もある。

 さまざまな人権問題で中国に圧力を掛けようとする人権団体などは、それらの原因について喚起を促すため五輪を利用すると表明している。

 選手村付近で目立った抗議活動が行われたのは今回が初めてだった。(c)AFP

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6/8/08デリー死のハンストその二
再び始まった<死のハンスト>

http://www.afpbb.com/article/beijing2008/beijing2008-news/2501242/3189366
昨日8月6日から同じデリーのジャンタール・マンタール前広場において、食と水を断つハンストが開始された。

今回の参加者も6人

ソナム・サンドゥップ30歳 南インド、セラ・ジェ僧院
ツプテン・トルジェ29歳  同上
プンツォック・テンジン35歳 同上
ロプサン・ジョルデン26歳 ダラムサラ
ガワン・ネダック24歳 
ソナム・ゲルツェン28歳

その他インド人女性アシャ・レディーが三日間だけ参加するという。
もしも続けられるならもっとやるとも言っている。

彼女は「これは今世界中で一番悲しいできごとの一つだ。(中国は)世界を苦しめ、私の心を苦しめる。私は初めてこうして彼らの苦しみのほんの一部を味わうチャンスを得た」と語った。

筆者プロフィール

中原 一博
NAKAHARA Kazuhiro

1952年、広島県呉市生まれ。早稲田大学理工学部建築学科卒業。建築家。大学在学中、インド北部ラダック地方のチベット様式建築を研究したことがきっかけになり、インド・ダラムサラのチベット亡命政府より建築設計を依頼される。1985年よりダラムサラ在住。これまでに手掛けた建築は、亡命政府国際関係省、TCV難民学校ホール(1,500人収容)、チベット伝統工芸センターノルブリンカといった代表作のほか、小中学校、寄宿舎、寺、ストゥーパなど多数。(写真:野田雅也撮影)

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