チベットNOW@ルンタ

ダラムサラ通信 by 中原一博

2008年7月27日

チベットの夏、デブン僧院

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昨日のブログはほんまにさぼりで済みませんでした。

昼新宿、夜東中野とトークが続きましたが、野田君と一枝さん、それにチベットの親友のお陰で内容もある良いトークができたと思います。野田君の準備ばんたんな話を聞きながら、自分がいつも話しの前に何も準備してないことを反省しました。

雲南の爆破事件。
犯行声明に「ジハード」の言葉が出たことに少なからず衝撃を受けました。
これに対抗する為に「鳥の巣」付近にミサイルを配備した中国。
こんなオリンピックは前代未聞。

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私の代わりにダラムサラに居てくれてるY女史が
この前のスペインの「チベットジェノサイド裁判」でも証言したバクド氏にインタビューしてくださいました。

以下にアクセス:
http://epea.exblog.jp/

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連帯委員会リリース 2008年7月26日
http://www.stoptibetcrisis.net/pr260708.html
Y女史訳

<デプン僧院、現在も危機的な状況下に>

信頼できる情報筋によると、チベット全域にある僧院――特に最近、平和的なデモに関わったとされる僧院――は、いまだに厳しい統制下に置かれている。
中国当局は現在もそれらの僧院で愛国教育を強制しており、僧侶や尼僧に甚大な精神
的苦痛を与え続けている。

中国政府は「ラサ市内と周辺にある僧院はすべて一般人に公開されている」と述べているが、実際のところ、デプン僧院はまだ閉鎖されており、デプン僧院の下方に位置するネチュン僧院は中国軍に包囲されているため、一般の人々がこれらの僧院の中に入ることはおろか、付近を歩くこともできない。
武装警察は、いかなる通行人も見つけ次第つまみ出している。
加えて、デプンとネチュンの両僧院の僧侶達の行動は厳しく監視・チェックされており、彼らの状況に関する情報を入手することは不可能となっている。

ーーー

6月13日、カム地方テオ郡の中国警察官らが、テオのバルジ・シャンに住むツェワン・リジン(55歳)を逮捕した。
彼はテオ地域での最近の抗議行動に関わり、抗議行動中に写真を撮ったという容疑を追求されている。
ツェワンと同時にもう一人のチベット人が逮捕されているが、彼の名前は明らかになっていない。

最近入ってきたもう一つの情報によると、5月15日、マルカム地域ガルド・シャン出身のチベット人ソギャル(35歳)が平和的なデモを行った。
同地域では6月初旬にも、ギュルメイ・ワンダクというチベット人遊牧民が似たような抗議行動を行っている。2人とも逮捕され、マルカム地域刑務所に収監されていたが、後にチャムド地域刑務所に移送された。

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私の通訳した24日のパルデンさんの講演の内容を名古屋から来られた宇宙人さんがノートを取って発表してくださいました。

http://mixi.jp/view_diary.pl?id=882323346&owner_id=1909245

宇宙人さんいつも大量のチベット、中国関係の情報を集めてくださっていますね。
有難う!
会場でお会いしたかったです。

今日ポレポレ座では昼、夜と二度の映写会が開かれます。

筆者プロフィール

中原 一博
NAKAHARA Kazuhiro

1952年、広島県呉市生まれ。早稲田大学理工学部建築学科卒業。建築家。大学在学中、インド北部ラダック地方のチベット様式建築を研究したことがきっかけになり、インド・ダラムサラのチベット亡命政府より建築設計を依頼される。1985年よりダラムサラ在住。これまでに手掛けた建築は、亡命政府国際関係省、TCV難民学校ホール(1,500人収容)、チベット伝統工芸センターノルブリンカといった代表作のほか、小中学校、寄宿舎、寺、ストゥーパなど多数。(写真:野田雅也撮影)

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