チベットNOW@ルンタ
ダラムサラ通信 by 中原一博
2008年7月23日
ポレポレ座オープニングパーティ、チベット人同士の対立を利用する中国
写真はダラムサラで私の代わりに取材してくださってるY女史から送られてきたもの。毎週月曜日に行われているキャンドルライトビジルです。
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昨日のポレポレ座のオープニングパーティ、懐かしい人、新しい人沢山来てくださいました。
有難うございました。
大勢の方々に少しづつ話をして頂きました。
話しをしてくださった人たちの名前のみ以下に記します。
まず実行委員会代表の南くんの挨拶ののち
ダライラマ東京事務所のツェワン・ギャルポ・アリアさん。
私。
貞兼綾子さん。
渡辺一枝さん。
岩佐監督。
野田くん。
キムスンヨンさん。
後半はゆかさんのすばらしいチベットの歌。
梅野泉さんの詩の朗読もよかった。
アムドの歌に感動した、日本初のタシくんの話と歌は昨夜一番の感動的なものでした。
最後の方ではソナム氏が先導する踊りでみんなが輪になりチベタンステップ。
実行委員全員の挨拶の後。
最後にはツェメーユンテンをみんなで大きな声で唱え閉会となりました。
今日から長丁場ですが、チベットの子供たちの絵に囲まれ元気づけられ最後まで頑張ります。
みなさん、新しい人をたくさん連れてお越しください。
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チベットでは中国はオリンピックに向け益々
チベット人監視、弾圧を強めています。
http://www.stoptibetcrisis.net/pr220708.html
チベット連帯委員会 2008年7月22日
Y女史訳
China maneuver Tibetan Versus Tibetan
<チベット人同士の対立を利用する中国>
僧院の監視にまつわる奇怪な事件が増えつつあるなかで、中国当局がチベット人職員とチベット人僧侶の間の対立を利用するというケースに関する情報が寄せられている。
カンゼのダゴ僧院では、郡・地区レベルの最高職員がこの僧院の高位のラマや僧院長達を監視・思想教育する一方で、120人以上もの下級チベット人職員が一般の僧侶達の活動監視や政治的な教育のために動員されるという、新しい施策が推進されている。
新しい布告によると、僧侶が不服従や抗議活動への参加といった罪に問われた場合、担当のチベット人職員は責任を問われて職務から追放されるという。
新しい施策では、こうした形で職員と僧侶の両方に膨大な苦痛と不安の圧力をかけている。
この新しい施策では、もし3割以上の僧侶が抗議行動に参加した場合、その僧院は永久に、または一時的に、閉鎖されなければならない、と規定している。
永久に閉鎖される場合、すべての僧侶は僧院を立ち去らなければならず、その後に僧院施設は国に接収されるだろう、と当局は述べている。
夏のオリンピック開会まであと3週間を切った今、中国はチベット全域において規制を強化しており、特に北京ほか中国本土に住むチベット人達への規制や監視を強めている。
大都市部や近隣地域に住んでいるチベット人職員・学生達は、その多くが州都から立ち去るよう命じられるなど、厳戒な治安監視の下に置かれている。
これは、中国指導部がチベット人を本質的に信頼していないというあからさまな例である。
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7月15日、若いチベット人僧侶が勇敢にも、カンゼ郡武装警察署の前で、たった一人でデモを行った。
彼がスローガンを叫ぶやいなや約10名の武装警官がこの僧侶に襲いかかったが捕らえそこねたため、少なくとも3発の銃弾(ゴム弾)を浴びせたという。これによってこの僧侶は意識不明に陥って逮捕され、警察車に放り込まれてどこかへ連れ去られた。彼はカンゼのヤルト・ロンパツァ村にあるランナ僧院に所属する僧侶、と伝えられている。
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イベント紹介
来る25日から三日間善光寺のピースウオークのイベントが有ります。
詳しくは以下へ。
http://www.geocities.jp/windoftibet/
筆者プロフィール
中原 一博
NAKAHARA Kazuhiro
1952年、広島県呉市生まれ。早稲田大学理工学部建築学科卒業。建築家。大学在学中、インド北部ラダック地方のチベット様式建築を研究したことがきっかけになり、インド・ダラムサラのチベット亡命政府より建築設計を依頼される。1985年よりダラムサラ在住。これまでに手掛けた建築は、亡命政府国際関係省、TCV難民学校ホール(1,500人収容)、チベット伝統工芸センターノルブリンカといった代表作のほか、小中学校、寄宿舎、寺、ストゥーパなど多数。(写真:野田雅也撮影)