チベットNOW@ルンタ
ダラムサラ通信 by 中原一博
2008年7月4日
会談は最悪、サルコジ大統領も裏切る
http://phayul.com/news/article.aspx?id=21837&article=Dalai+Lama+envoy%3a+China+talks+difficult
<特使語る、会談は困難なものだった>
今日デリーに到着した法王特使は空港でのインタビューに答え、
今回の中国との会談は「今までで一番困難な会談の一つだった」と語った。
しかしオリンピック後にもう一度会談することとなろう、とも付け加えた。
会談の間中、特使たちは中国側のダライラマが来月のオリンピックを妨害しようとしてるとか、3月以来の反政府運動の背後にいるとかの非難に対抗し続けた。
「このような根拠のない非難を繰り返すことは、世界の目から見るとまるで中国政府が滑稽にみえるだけだ」
「私は中国の相手にもしも真面目に話合う積りがないならお互いこうして会うことは時間の無駄というものだ」とも言った、
相手は、「我々は50年間の不幸な歴史を抱えている。だから解決には時間がかかるのだ」とも言った。
「私もそれには同意した」
「私は近い将来会談に進展がみられるとは期待できない」
と特使のギャリ氏はニューデリー空港で語った。
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もうね、、、やっぱしね、、、何も言いたくない。
フランスのサルコジも早くもチベットを裏切ったようです。
それもよりによって今度の日本のG8でそれを正式に発表するとか、言ってますよ。
フォーラムは昨日終わったばかり、会談は不毛の結果というのにです。
さて<リトリート開け>の法王はこの結果に対し、何とおっしゃるのでしょう?
筆者プロフィール
中原 一博
NAKAHARA Kazuhiro
1952年、広島県呉市生まれ。早稲田大学理工学部建築学科卒業。建築家。大学在学中、インド北部ラダック地方のチベット様式建築を研究したことがきっかけになり、インド・ダラムサラのチベット亡命政府より建築設計を依頼される。1985年よりダラムサラ在住。これまでに手掛けた建築は、亡命政府国際関係省、TCV難民学校ホール(1,500人収容)、チベット伝統工芸センターノルブリンカといった代表作のほか、小中学校、寄宿舎、寺、ストゥーパなど多数。(写真:野田雅也撮影)