チベットNOW@ルンタ
ダラムサラ通信 by 中原一博
2008年6月13日
チベット人は虫のように殺される。
本日6月13日付の委員会リリースによれば、
http://www.stoptibetcrisis.net/pr130608.html
5月20日ラサで一人の女性が検問に掛かりその場で射殺されたという。
朝11時ごろ彼女はで従兄に会う為にツクラカン(ジョカン)に向かっていた。
服装はチベットのチュバ(チベット服)で頭にスカーフを巻いていた。
彼女は薪倉庫の前で中国の軍人たちに止められた。
何か言い争いがあったようだった。
軍人は彼女の胸目掛けサイレントガンを発射した。
その場で彼女は崩れ落ち、死亡した。
目撃者によれば、その出来事に気付いたチベット人たちが集まって、目撃したのは胸から出血した死体だったという。
それを見た軍人たちは銃をを見せつけ群衆を蹴散らし、死体をどこかへ運び去った。彼女がロカ地区の出身ということ以外詳細は依然不明とのこと。
ーーー
チベット人はいつでもどこでも検問に掛かる。
そこは下手をすると銃殺される場所なのだ。
気にくわないチベット人と思われるだけで、、、
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
今日のRFAから、少しだけ、
まず、デモの情報としては、新しく6月12日にカンゼで20歳の男性 パンデン ワンゲが一人でチベット国旗を掲げ行進したという。
そして逮捕された。
シドニーでダライラマ法王が記者会見で
「S・ストーンのカルマ発言についてどう思われるか?」
の質問に、
「S・ストーン女史はよく知っている。仏教ではすべては縁起すると説く、レーギュンデ(カルマ)を善悪の行動について説く。
今チベットで起こっていることも、ビルマで起こったことも、中国で起こっていることもすべてレーギュンデだ。
しかしその時、S.ストーン女史がどんな意味で<カルマ>と言ったのかについては判らない」とお答になったという。
ダラムサラは今、派手な雷付きの嵐の最中。
停電になって長い、もう充電が切れるのでここまでで一旦切ります。
あしからず。
筆者プロフィール
中原 一博
NAKAHARA Kazuhiro
1952年、広島県呉市生まれ。早稲田大学理工学部建築学科卒業。建築家。大学在学中、インド北部ラダック地方のチベット様式建築を研究したことがきっかけになり、インド・ダラムサラのチベット亡命政府より建築設計を依頼される。1985年よりダラムサラ在住。これまでに手掛けた建築は、亡命政府国際関係省、TCV難民学校ホール(1,500人収容)、チベット伝統工芸センターノルブリンカといった代表作のほか、小中学校、寄宿舎、寺、ストゥーパなど多数。(写真:野田雅也撮影)