チベットNOW@ルンタ
ダラムサラ通信 by 中原一博
2008年6月9日
先ほどのニュースの続き
先ほどのカンゼの記事についてTCHRDも英語で、もう少し詳しく伝えていました。
http://www.tchrd.org/press/2008/pr20080609.htmlまた委員会の方の英語版も今は見れます。
ただTCHRDの方は昨日の夕方から今日の朝にかけての状況については知らせていません。
写真は最初に一人でパンフレットを配り逮捕された、ツェリン・ツォモ27歳です。
以下、TCHRDからの補足と委員会リリースとの違いなど記します。
TCHRDの方には彼女はPro-Tibet slogans を叫んだとなっています。
また、逮捕されるとき鉄パイプで殴られ、手で殴られ足で蹴られ続けたという。
サムテンリン尼僧院からこのツェリン・ツォモに連帯と支援を示し、救出に向かった尼僧の数は200人とのこと。
同じく逮捕の時は全員激しい暴行を受けた。殴る蹴るの上、電気棒や鉄パイプが使われた、とTCHRDは書き、「刀が使われた」とは書かれてはいません。
このとき重傷を負い病院に運ばれた尼僧が10人となっています。
成都に運ばれたとはなっていません。成都に運ばれたとは考えにくいです。
地震で道が寸断されているはずですから。
もう一方の3人の僧侶がデモし、一人が死亡したとの記事については、
TCHRDは死亡した可能性だ高いとだけ言ってます。今日亡くなったとの情報がまだ入ってないのかも知れません?。
なお他の二人も病院い担ぎ込まれたとのことです。
筆者プロフィール
中原 一博
NAKAHARA Kazuhiro
1952年、広島県呉市生まれ。早稲田大学理工学部建築学科卒業。建築家。大学在学中、インド北部ラダック地方のチベット様式建築を研究したことがきっかけになり、インド・ダラムサラのチベット亡命政府より建築設計を依頼される。1985年よりダラムサラ在住。これまでに手掛けた建築は、亡命政府国際関係省、TCV難民学校ホール(1,500人収容)、チベット伝統工芸センターノルブリンカといった代表作のほか、小中学校、寄宿舎、寺、ストゥーパなど多数。(写真:野田雅也撮影)