チベットNOW@ルンタ
ダラムサラ通信 by 中原一博
2008年6月4日
一人ぼっちの若者のデモ3件
写真は今もどっこい続いているチェーンハンガーストライキ会場。
今日いつも朝ヨガに来る9-10-3のチベット人Rが居ないと思ったらこのオリの中に見つけた。ハンガーストライキも今月でもう3か月目に突入。ハンストの鎖はまだまだ続くことになりそうだ。
RFA放送、委員会リリースによれば、
チベットからの抗議デモのニィースは少ないとはいえ途切れなく入って来ている。
その中には少し前の話が最近伝わってきたというのも多い。
3人の未成年の一人デモ。
5月15日、カム、カンゼ、セゴ出身18歳のドルジェ・タシが抗議のデモを始めたが、ただちに武装警官に取り押さえられた。
5月22日、ツィ・ツァン僧院の僧侶ウゲン・タシ18歳が大きな法王の写真を掲げながら平和的行進を行った。もちろん間もなく逮捕された。(地名は不明)
5月31日にはジャンパ・デキという20歳の女性が<チベット独立!>等のスローガンを叫びながら行進した。(地名不明)
中国の武装警官隊が取り囲み、殴りかかったという。
頭から血が流れるままに連れ去られたという。
筆者プロフィール
中原 一博
NAKAHARA Kazuhiro
1952年、広島県呉市生まれ。早稲田大学理工学部建築学科卒業。建築家。大学在学中、インド北部ラダック地方のチベット様式建築を研究したことがきっかけになり、インド・ダラムサラのチベット亡命政府より建築設計を依頼される。1985年よりダラムサラ在住。これまでに手掛けた建築は、亡命政府国際関係省、TCV難民学校ホール(1,500人収容)、チベット伝統工芸センターノルブリンカといった代表作のほか、小中学校、寄宿舎、寺、ストゥーパなど多数。(写真:野田雅也撮影)