チベットNOW@ルンタ
ダラムサラ通信 by 中原一博
2008年5月25日
昨夜再びFree Tibet Concert にて日本人絶唱
日本人チベットアティビスト二人がダラムサラで行われた
Free Tibet Concertに参加。
200人ほど(入場券120ルピーと高かったので会場はほぼ外人で一杯、立ち見状態)の聴衆を前に
参加6っカ国(ぐらい)11エントリーグループ中
一番の絶唱で会場一番の拍手に沸きました!
チベットアティビスト二人とは辻井くんにゆかさん。
それまでのグループが壊れたスピーカーを何とか使いながら、潰れた音ばかりになるのを知った二人は、マイクなしで地声でやりました。
それも終始舞台に座ったまま。
ジンベイ姿の辻井君のソロで始まりました。
じょじょに勢いに乗ってきた彼は途中からは早くもアドレナリン状態となり、
見てる方が不安になるぐらい声を張り上げ歌い上げました。
次に浴衣姿の背の高い(座ってたけど)ゆかさんが非常に静かな声から入ったので、会場はシーンとなりました、
途中辻井くんの伴奏が入り最後にゆかさんがソロで息の長い美声をじょじょにじょじょに大きくしていき最後のころには観客全員が固まるほどの声量となって終わったのでした。
拍手!拍手!拍手!
ちなみにゆかさんは7月から8月にかけて東京で行われる<チベットの子供達の絵の展示会>にも出演して頂きます。おそらくその時は(チベット人にとっては)涙なくしては聞けないという<チベット監獄ソング>を歌ってもらうつもりです。
筆者プロフィール
中原 一博
NAKAHARA Kazuhiro
1952年、広島県呉市生まれ。早稲田大学理工学部建築学科卒業。建築家。大学在学中、インド北部ラダック地方のチベット様式建築を研究したことがきっかけになり、インド・ダラムサラのチベット亡命政府より建築設計を依頼される。1985年よりダラムサラ在住。これまでに手掛けた建築は、亡命政府国際関係省、TCV難民学校ホール(1,500人収容)、チベット伝統工芸センターノルブリンカといった代表作のほか、小中学校、寄宿舎、寺、ストゥーパなど多数。(写真:野田雅也撮影)