チベットNOW@ルンタ
ダラムサラ通信 by 中原一博
2008年5月23日
くず拾いで学業を続ける貧困女子大生
今日、目についた記事の一部を紹介します。
出来れば続きもお読みください。
もう読まれた方はパスして下さい。
日経ビジネス配信、
http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20080423/154016/
中国の貧困人口が倍増する
“くず拾いで学業を続ける貧困女子大生”から中国問題を考える。
2008年4月25日 金曜日 北村 豊
2008年4月15日、福建省福州市の新聞「福州晩報」は、福州市にある「福建華南女子職業学院」に在学中の貧困学生に関する記事、“くず拾いで学業を続ける貧困女子大生”を掲載した。記事は次のように報じていた。
同学院の学生総数は2300人で、433人の貧困学生が含まれているが、そのうちの275人が“特困生”(=学費の援助を受けられる超貧困学生)である。これら貧困学生のほとんどは遠い辺鄙な農村の出身者であるが、彼らは貧しさにめげず懸命に学生生活を送っている。
貧困学生たちは学業の合間を縫ってアルバイトをして金を稼ぎ、苦しみに耐えながら学業を続けている。ある貧困学生はペットボトルを拾い集めて生活費を稼ぎ出している。彼女によれば、50個集まったら売りに行くが、学校の付近では大瓶で5分(0.05元=約0.75円)にしかならないが、遠くに行けば1毛銭(0.1元=約1.5円)で売れるという。拾い集めたペットボトルを見ながら、彼女は「これなら少なくとも1日半の食事代になる」と興奮気味に語ったが、友人たちは笑いながら「彼女は空のペットボトルを見ると目が輝く」と述べた。
貧困学生たちの食事は、学生食堂で3毛銭(0.3元=約4.5円)の米飯と海苔スープだけである。時には生活改善と称して、3人で1皿5毛銭(0.5元=約7.5円)の野菜炒めを買うこともある。ある学生はご飯は飲み込めさえすればよいと食事は節約しており、福州に来て1年半で最大の買い物は手がひび割れたので仕方なく買った3元(約45円)の保湿クリームだったという。
続きあり。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
この女子大生がチベット人のような気がしたのです。
もちろんどんな中国人でも同じです。
今の共産党ほど共産的でない組織もないでしょう。
今に始まったことではないが、
<Free China, Free China>
筆者プロフィール
中原 一博
NAKAHARA Kazuhiro
1952年、広島県呉市生まれ。早稲田大学理工学部建築学科卒業。建築家。大学在学中、インド北部ラダック地方のチベット様式建築を研究したことがきっかけになり、インド・ダラムサラのチベット亡命政府より建築設計を依頼される。1985年よりダラムサラ在住。これまでに手掛けた建築は、亡命政府国際関係省、TCV難民学校ホール(1,500人収容)、チベット伝統工芸センターノルブリンカといった代表作のほか、小中学校、寄宿舎、寺、ストゥーパなど多数。(写真:野田雅也撮影)