チベットNOW@ルンタ

ダラムサラ通信 by 中原一博

2008年5月13日

中国がダライラマ法王をオリンピックに招待!?他

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地震は余震がM6を含めて100回以上もあり、M6.8(6.9)を阪神大震災の時のM6.3から計算して約30倍の強さと言ってる人もいます。

別に全く中国人とチャン人とチベット人を区別するつもりはないが、、
幹線道路沿いには中国人が多く、そこから離れた奥地にチベット人やチャン人が住んでいる。
言わば中国人に追いやられた人々だ。
アバには80万人のチベット人がいる。

昔ながらのチベット人家は石造りだ、セメントも使われてない。新しくレンガで造られた家もあろう、しかし鉄筋がまともに入っている建物は少ないはずだ。
私はこちらで建設現場を知ってるので大方想像できるが、田舎では耐震設計など皆無だ。
映像では鉄筋がそれなりに入っていたらしい建物も跡形なく破壊されていた

私は本当に閉ざされたチベット人地域の人々の安否を心配する。
このままではチベット人だけでも数万人の犠牲者がでるような気がする。

地震の最新情報は以下に
http://fukushimak.iza.ne.jp/blog

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ちょっとその他の情報のお知らせです。

上映会:チベット難民の日常生活を記録 200人が参加--丸森 /宮城
のニュース

http://mainichi.jp/area/miyagi/news/20080513ddlk04040226000c.html

最近RFA(ラジオ自由アジア)にこれまでの主な内地での出来事をまとめたものが発表されていました。私も訳そうかな?でもこれまでにほとんどはカバーしてきた思いつつも日がたってしまい、、
と今日著名なO氏が全訳されてブログにアップされているのに気が付きました。
時系列で簡潔にまとめられているので是非ご参照ください。

http://tibet.cocolog-nifty.com/blog_tibet/

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いよいよ本題の<ダライラマ法王を中国がオリンピックに招待する!?
です。

このニュースは今日インドの新聞Time of Indiaにこんなこと載ってたけど、ほんとですか?と朝方翻訳をお願いしたりしてるA女史から突然電話が掛かってきて、知ったのでした。

でRFAを聞いてると確かに簡単ではあるがそのようなこと?を言っていた。

それによると「2週間ほど前、ある中国の高官が台湾にいるチベット亡命政府代表ケドゥップ ドゥンドゥップ氏に、中国政府はダライラマを北京オリンピックに招待したいと考えるが、どうかね?」と言ってきたという。

しかしそのラジオの伝え方が何だか本気っぽくなかったので何だかなといま思ってるところです。
他のチベットメディアもまだ今のところニュースとして出してるとこもありません。
亡命政府はこの提案について考慮中とのこと。

2週間前と言えば例のお化け会談の前、高官というだけで名前が無いし、第一なんで今頃隠してたらしい情報が漏れるのか?

さらなる情報があればまたお知れせします。
大した話でもなさそうですみません。
いつもの中国のちょっとした冗談でしょうかね?

筆者プロフィール

中原 一博
NAKAHARA Kazuhiro

1952年、広島県呉市生まれ。早稲田大学理工学部建築学科卒業。建築家。大学在学中、インド北部ラダック地方のチベット様式建築を研究したことがきっかけになり、インド・ダラムサラのチベット亡命政府より建築設計を依頼される。1985年よりダラムサラ在住。これまでに手掛けた建築は、亡命政府国際関係省、TCV難民学校ホール(1,500人収容)、チベット伝統工芸センターノルブリンカといった代表作のほか、小中学校、寄宿舎、寺、ストゥーパなど多数。(写真:野田雅也撮影)

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