チベットNOW@ルンタ
ダラムサラ通信 by 中原一博
2008年5月6日
ボン教僧侶も中国に不服従を示す。
今日は皆さん御苦労さまでした。
皆さん行ったわけじゃないでしょうけど、デモの最中にダラムサラからうらに電話したら、ちょうど<Free Tibet!! Free Tibet!! >という元気のいい皆の叫び声が聞こえてきました。おおお、、やってる、やってる。うらの話だと数千人の参加者とか、結構な人数ですね!私も嬉しいです。RFAではまだ放送だれてないようですが?
何れ放送されることでしょう。
チベットの中にも必ず届きますよ。
と思いたいのですが、、、
実際にはチベット人達の孤立無援の状態は悪化の一途です。
まだ5日間もフーチン氏は日本に居るとか。
早稲田は何でこんなのを呼んだのか!
長年お世話になったが今回だけは昔を思い出して火炎瓶を大隈講堂に投げつけてやりたい気持ちです。早稲田の歴史的恥になることでしょう。
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今日は朝から、中国に行った特使が帰ってくるだろうと待ち構えていた、日本の報道陣たち、とうとう今日は帰らないどころか、明日帰って来て、明後日の朝10時にプレスコンフェランセが開かれると、今情報省から連絡がありました。
法王の会見は?今のところ予定はない、とのことでした。
4日に会談終わってるのに、なんかのんびりした話だな、、、と感想を漏らす日本人達です。
どうせ(失礼!)何もなかったのは判ってるわけだし、はじめからそれは解っていたことだし、中国のいいようにされてるという感じですかね。
最初3日の予定が1日で突然終わったというのが少し気になるとも言えますが、
どうせかみ合わない(向こうは何を言っても信じない)話3日もやれない訳ですよね。
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<カルゼのボン教僧侶達も抵抗を示す。市民不服従運動の拡大>
http://www.stoptibetcrisis.net/pr050508.html
5日付の委員会報告によれば、5月3日、カルゼチベット人自治県タウ地区ミンヤッ ダパ ゴンデ町にある古刹、ボン教僧院は中国当局の僧院への中国国旗掲揚強制命令を拒否した。
同様に、ニャチュ地方ワドにあるミンドリン僧院とヤンデン僧院の僧侶たちも、中国国旗を僧院内に掲揚することを拒み、ダライラマ法王を非難することも拒んだという。
その結果ミンドリン僧院の僧侶アク アコ及び ヤンデン僧院のトゥルク(活仏)ツプテン ニマが逮捕された。二人は現在ニャクチュ県刑務所に収監されているという。
前にもお伝えしたミンヤック ガルター地区で農民ゼネストは以前継続中という。
筆者プロフィール
中原 一博
NAKAHARA Kazuhiro
1952年、広島県呉市生まれ。早稲田大学理工学部建築学科卒業。建築家。大学在学中、インド北部ラダック地方のチベット様式建築を研究したことがきっかけになり、インド・ダラムサラのチベット亡命政府より建築設計を依頼される。1985年よりダラムサラ在住。これまでに手掛けた建築は、亡命政府国際関係省、TCV難民学校ホール(1,500人収容)、チベット伝統工芸センターノルブリンカといった代表作のほか、小中学校、寄宿舎、寺、ストゥーパなど多数。(写真:野田雅也撮影)