チベットNOW@ルンタ
ダラムサラ通信 by 中原一博
2008年4月23日
23日付委員会プレスリリース
本日23日現地から入った情報によれば、アムド、チェンツァ地区ロパのチベット人700~800人が平和的行進を行っているという。
アムド、チェンツァ地区では付近の7町村の人々約1000人がこのところ断続的にデモを行っている。
行進ではダライラマ法王の写真が掲げられ、法王の長寿を祈り、中国に対しパンチェンラマ ゲドゥン チュキ ニマの即時解放を要求している。
中国側は今のところ、地方の有力者、高僧などを脅迫してデモ隊を鎮めようとの作戦らしい。
同じくアムドのウェドォ中学校の生徒たちも平和的行進を行ったと伝えられる。
ゴロ チディル ゾンでは500人のチベット人が山の頂上付近に立てこもっているが、昨日「もしも共産党のリーダーたちが、地域のラマ(高層)を逮捕したり、危害を与えるようなことがあれば、我々は戦いを挑むであろう」との宣言を出した。
彼らは又、国際機関に対し事実調査団をチベットに派遣するよう要請した。
____________________________
続きは明日、
筆者プロフィール
中原 一博
NAKAHARA Kazuhiro
1952年、広島県呉市生まれ。早稲田大学理工学部建築学科卒業。建築家。大学在学中、インド北部ラダック地方のチベット様式建築を研究したことがきっかけになり、インド・ダラムサラのチベット亡命政府より建築設計を依頼される。1985年よりダラムサラ在住。これまでに手掛けた建築は、亡命政府国際関係省、TCV難民学校ホール(1,500人収容)、チベット伝統工芸センターノルブリンカといった代表作のほか、小中学校、寄宿舎、寺、ストゥーパなど多数。(写真:野田雅也撮影)