チベットNOW@ルンタ

ダラムサラ通信 by 中原一博

2013年3月17日

[呼びかけ]ネパール政府に奪われたままの焼身者の遺体返還を求める緊急アピール<SFTJ

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b6dc0b84[呼びかけ]ネパール政府に奪われたままの焼身者の遺体返還を求める緊急アピール 
SFTJより

■緊急行動のお願い/タイムリミットが近づいています■

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ネパール政府に対し、焼身の犠牲となった僧侶ドゥプツェさんの遺体返還を求めます
仏教徒の尊厳を重んじ、チベット仏教に基づく最期の供養を認めてください
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2月13日にネパールの首都カトマンズで焼身をはかったカムのセルタ出身の僧侶ドゥプツェ(ドゥプチェン・ツェリン)さん(25歳)の遺体は、1カ月が経った現在も、ネパール警察に押収されたままです。現地カトマンズのチベット人コミュニティーは、チベット仏教の伝統に基づく最期の供養と葬儀を営むためにドゥプツェさんの遺体を引き受けたいと申し出ていますが、ネパール政府は遺体の引き渡しを拒絶し続けています。さらにネパール政府は、押収して35日経てば政府が独断で遺体を「処分」できると表明しました。その日付は3月20日に迫っています。スチューデント・フォー・フリー・チベット(SFT)など世界のチベット人権団体は、ネパール政府の強硬姿勢の背後に中国政府の圧力があると考えています。
若くして亡くなった僧侶の、人間としての尊厳とチベット仏教文化の伝統を尊重し、どうか、チベット仏教に基づく供養と葬儀を認めてください。

経緯や背景について、より詳しい内容は以下をごらんください。

・カトマンドゥで若い僧侶が焼身 病院で死亡(ブログ「チベットNOW@ルンタ」2013年2月13日)
http://blog.livedoor.jp/rftibet/archives/51780647.html
・ネパール当局、焼身死したドゥプツェの遺体を押収(Phayul 2013年2月28日)
http://lung-ta.cocolog-nifty.com/lungta/2013/03/20130315.html
・SFT代表テンドルのコラム:ドゥプツェの遺体はネパールの試金石(ハッフィントン・ポスト2013年3月15日)
http://lung-ta.cocolog-nifty.com/lungta/2013/03/20130316.html

■<日本語または英語でのアクション>ネパール大使館に手紙や電話やファクスやメール(公開されているのは東京のみ)を送り、国際世論が注目していることを伝えてください。死者の尊厳が守られることは人権尊重の最後の機会であると伝えてください。

◎東京
ネパール連邦民主共和国大使館
Embassy of the Federal Democratic Republic of Nepal in Japan
〒153-0064 東京都目黒区下目黒6-20-28 福川ハウスB
電話:03-3713-6241、03-3713-6242
特命全権大使:マダン・クマール・バッタライ 閣下
His Excellency Dr. Madan Kumar BHATTARAI
Fax: 03-3719-0737
Email: nepembjp@big.or.jp
ネパール大使館ウェブサイト
http://www.nepalembassyjapan.org/japanese/

◎大阪
在大阪ネパール連邦民主共和国名誉総領事館
Honorary Consulate-General of the Federal Democratic Republic of Nepal in Osaka
〒543-0001 大阪市天王寺区上本町6丁目9-21
電話:06-6776-0120
名誉総領事:今西 邦夫 氏
Mr. IMANISHI Kunio
Phone: 06-6676-0120
Fax: 06-6779-3325

◎福岡
在福岡ネパール連邦民主共和国名誉領事館
Honorary Consulate of the Federal Democratic Republic of Nepal in Fukuoka
〒810-0042 福岡市中央区赤坂1-12-6 赤坂Sビル6階
電話:092-771-2754
名誉領事:篠隈 光彦 氏
Mr. SHINOKUMA Mitsuhiko

大使館への要請文については、以下を参考にしてください。
・日本語での文面については、以下のPDFファイルを参考にしてください。
https://www.dropbox.com/s/iyybcl61rz0llal/NepalappealJapanese.pdf
・英文での文面については、以下のSFT代表テンドルの公開書簡を参考にしてください。(PDFファイル)
https://www.dropbox.com/s/5a3nc3a3gwiu8wo/Return%20the%20body%20of%20Tibetan%20self-immolator%20Drupchen%20Tserin.pdf

■<英語でのメールアクション>ネパールの閣僚にメールを送り、国際世論が懸念を深めていることを伝えてください。
・ネパール内務大臣
gunaso@moha.gov.npgunaso@moha.gov.np
・ネパール外務大臣とネパール外務省アカウント
fmo@mofa.gov.np
fso@mofa.gov.np
un@mofa.gov.np

・英文での文面については、SFT代表テンドルの公開書簡を参考にしてください。(前出に同じ)
https://www.dropbox.com/s/5a3nc3a3gwiu8wo/Return%20the%20body%20of%20Tibetan%20self-immolator%20Drupchen%20Tserin.pdf

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このメールは、SFTの英文アピールサイトを下敷きに日本語化したものです。
英文サイトはこちら(English Website is here)
https://www.studentsforafreetibet.org/news/sft-pressures-nepal-government


www.sftjapan.org

筆者プロフィール

中原 一博
NAKAHARA Kazuhiro

1952年、広島県呉市生まれ。早稲田大学理工学部建築学科卒業。建築家。大学在学中、インド北部ラダック地方のチベット様式建築を研究したことがきっかけになり、インド・ダラムサラのチベット亡命政府より建築設計を依頼される。1985年よりダラムサラ在住。これまでに手掛けた建築は、亡命政府国際関係省、TCV難民学校ホール(1,500人収容)、チベット伝統工芸センターノルブリンカといった代表作のほか、小中学校、寄宿舎、寺、ストゥーパなど多数。(写真:野田雅也撮影)

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