チベットNOW@ルンタ
ダラムサラ通信 by 中原一博
2010年11月20日
中国、「つぶやき」も抑圧 反日デモ皮肉り拘束
47NEWSより。
http://www.47news.jp/CN/201011/CN2010112001000156.html
【ロンドン共同】国際人権団体アムネスティ・インターナショナル(本部ロンドン)は19日までに、短文投稿サイト「ツイッター」に尖閣諸島付近での中国漁船衝突事件をめぐる中国の反日デモへの皮肉ともとれる書き込みをした中国人女性が警察に拘束され、「社会秩序かく乱」罪で1年の労働教育処分を受けたことを明らかにした。
アムネスティは、女性はツイッターでの「つぶやき」で「良心の囚人」となった初の中国市民かもしれないと指摘し、インターネット上での表現の自由の抑圧を批判。当局に釈放を求めた。
女性は「反日デモで日本製品を壊すなんて何年も前にやった。何の新味もない。刺激がほしいなら、上海万博で日本館を壊せばいい」と、婚約者の男性がツイッターでつぶやいたのを引用。「怒れる若者よ、突撃だ」との題を付け、10月17日に書き込みをした。アムネスティは「(反日デモをあおっているのではなく)明らかな風刺的発言」としている。
女性はその10日後の結婚式当日に行方不明になり、労働教育の収容所に送られたことが最近分かった。女性はこの数年間、中国の反体制派を支持する書き込みもしていたという。
2010/11/20 09:22 【共同通信】
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今までは中国でもツイッターは安全と思われていたのに、暇人の多い中国、ここまでやるかの話。
雇用対策に監視人と五毛党を増やす事しか考えない国なのか?
筆者プロフィール
中原 一博
NAKAHARA Kazuhiro
1952年、広島県呉市生まれ。早稲田大学理工学部建築学科卒業。建築家。大学在学中、インド北部ラダック地方のチベット様式建築を研究したことがきっかけになり、インド・ダラムサラのチベット亡命政府より建築設計を依頼される。1985年よりダラムサラ在住。これまでに手掛けた建築は、亡命政府国際関係省、TCV難民学校ホール(1,500人収容)、チベット伝統工芸センターノルブリンカといった代表作のほか、小中学校、寄宿舎、寺、ストゥーパなど多数。(写真:野田雅也撮影)