チベットNOW@ルンタ
ダラムサラ通信 by 中原一博
2010年2月1日
対話の成果は?
第9回チベ・中対談も終わり、特使たちは今日の朝デリーに到着、午後にはダラムサラに飛んだ。
今頃は法王や首相に対談の結果について報告している頃でしょう。
まだ、正式には何の発表もないが、今日付けの新華社の英語版に関連記事が載っている。
その中で、今回も対談相手だった杜青林(Du Qinglin)統一戦線工作部長は前回と全く同じようなことを言ってる。
はっきり言って、訳す気にもならないので、知りたい人は以下を読んでみてください。
http://news.xinhuanet.com/english2010/china/2010-02/01/c_13159016.htm
やれやれ、何のために呼び出したのやらです。
中国政府のやることは実際よく解りません。
明日には、双方何らかの声明を発表するはずです。
筆者プロフィール
中原 一博
NAKAHARA Kazuhiro
1952年、広島県呉市生まれ。早稲田大学理工学部建築学科卒業。建築家。大学在学中、インド北部ラダック地方のチベット様式建築を研究したことがきっかけになり、インド・ダラムサラのチベット亡命政府より建築設計を依頼される。1985年よりダラムサラ在住。これまでに手掛けた建築は、亡命政府国際関係省、TCV難民学校ホール(1,500人収容)、チベット伝統工芸センターノルブリンカといった代表作のほか、小中学校、寄宿舎、寺、ストゥーパなど多数。(写真:野田雅也撮影)