チベットNOW@ルンタ

ダラムサラ通信 by 中原一博

2009年11月18日

牧野議員とアアシャ・レディー

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2008.11.30. Delhi左の写真は去年の11月の終わりからデリーで行われた「国際チベット支援団体特別会議」の休憩時間中のショットです。
会議の話は以下かつてのブログ:
http://blog.livedoor.jp/rftibet/archives/2008-11.html

牧野聖修代議士の右手に写っておられるレディーはAasha Reddyとおっしゃる南インドはチェンナイ(マドラス)のチベット・サポート・グループのリーダーです。

この会議中牧野代議士(去年の時点では元代議士)は特にこのレディーと親しくされ(たがっ)ておられました。
これも無理からぬことでして、誰であろう会場内をさっと見渡せば、すぐに彼女に目が止まるという存在でした。
噂ではかつてのマハラジャにつながる家系の出とか、インド風気品に満ちておられました。

そのレディーから一昨日急に私に電話があり、今ダラムサラに来ているから是非会いたいという。
そこで昨日の夜ルンタで会ったのだ。
Lady Aasha Reddy二人はすぐに自然に牧野氏の話題に入った。
レディー「牧野氏はあれからどうなったのか?選挙の結果は?」
私「牧野氏は最近の選挙で見事に当選され、彼の党である民主党が革命的に政権を取った」
レディー「ほうほう、それは良かった!」
私「当然チベットサポーターの彼に対する期待は一機に高まったが、よくわからないが、首相の鳩山と言う人が中国に対して比較的へにゃ腰なので動きにくいのでしょうかね?何かの委員会に選ばれてお忙しとも聞いてます。でもきっと精一杯やっておられると思いますよ」
レディー「今ローマで行われている国際チベット議員会議には出席されているのか?法王も今日出席されているときいた」
http://phayul.com/news/article.aspx?id=25990&article=Dalai+Lama+in+Italy+for+World+Parliamentarian%e2%80%99s+Convention+on+Tibet私「牧野さんが出席されるという話は聞いてないが、、はっきりは知りません」
レディー「そうですか。チベットのためにこれからも頑張ってくださるよう伝えてください」

とのことでした。どなたか牧野さんにお伝えください。
牧野氏もこの女性のことはまさかお忘れではないでしょうから!

18.11.09 at Lung-ta Restaurantこのレディーには二人のチベット人青年がアテンドしていました。
そのうちの一人はテンジン・チュジョルという最近生意気にも日本にチベット人ジャーナリストとして招待されて行ってた男です。

彼女は30年ほど前からマドラス辺りにいるチベット人の子供たちの面倒を見てきました。何百人ものチベット人の子供のスポンサーをしてきたと聞きました。
このテンジンも彼女が子供の時から母親代わりに面倒をみて育てマドラス大学卒業までスポンサーした子なのだそうです。

と、話は最後に結局、彼女の巨大な「新居をチベット風にする手伝いをしてくれ」ということだったのです。
そのために会いに来た(だけだった)のね。

ちなみに、ダラムサラには5日間の「ゾクチェン・リトリート」のために来られたとか。それも南インドから50人のグループがツォクニ・リンポチェの指導のもとにリトリートするためにわざわざここまで来て高いホテルに喜んで缶詰になってたそうです。
最近インドの上流階級でチベット仏教が流行ってるのでしょうか?

その夜、寝る前に「何で今日頼まれた仕事を断らなかったのだろう?普通インド人からの依頼は断るはずなのに、、遠くて面倒なのに、、、、やっぱ、本能レベルの実体視が入りこむ<スキ>があったと認めるしかないか、、、」
と反省し、
「いやいや、マドラス(古くてすみません)辺りにはまだ見たことない鳥がいるかもしれないし、、、」お休みなさい、でした。

牧野議員、お身体に気をつけられ、無理せず頑張ってください。

筆者プロフィール

中原 一博
NAKAHARA Kazuhiro

1952年、広島県呉市生まれ。早稲田大学理工学部建築学科卒業。建築家。大学在学中、インド北部ラダック地方のチベット様式建築を研究したことがきっかけになり、インド・ダラムサラのチベット亡命政府より建築設計を依頼される。1985年よりダラムサラ在住。これまでに手掛けた建築は、亡命政府国際関係省、TCV難民学校ホール(1,500人収容)、チベット伝統工芸センターノルブリンカといった代表作のほか、小中学校、寄宿舎、寺、ストゥーパなど多数。(写真:野田雅也撮影)

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