チベットNOW@ルンタ
ダラムサラ通信 by 中原一博
2009年9月27日
ダラムサラの野鳥・その3
今日は日曜日ということで、先週はサボったが、またダラムサラの野鳥というか家の窓からの野鳥シリーズをお届けします。
最初の二枚は「白い禿鷹」Egyptian Valture 名前からするとエジプトで多く見られるのでしょうか?
この禿鷹は以前ダラムサラに沢山いました。なぜかこのところ稀にしか見かけなくなってしまいました。
普通の大きな禿鷹もめっきり少なくなった。
餌になる牛やその他家畜の死体が少なくなったということでしょうか?
Black Bulbul 23cm
雨季には全く見かけなかったが、最近よく朝、けたたましい鳴き声を上げながら群でやって来るようになった中々スタイリッシュな鳥です。
真赤な嘴と足が特徴。
しっぽがさび色のこの小さな鳥はこれでも渡り鳥だそうです。渡り鳥といっての裏の5000m級のダウラダール山脈を越えるだけだそうです。季節が移り、山の向こうが寒くなっていたということでしょう。
渡り鳥といえば、チベットで夏を過ごす白鳥が冬になると、このすぐ近くにある大きな人造湖のほとりの湿地帯に大挙して飛来するそうです。
このポン湖のほとりはその他珍しい大型の渡り鳥の宝庫だそうです。
冬が来るのが楽しみです。
今年は必ず出かけるつもりです。
と言って車で一時間半の近場ですが。
Jungle Owlet 20cm
以前にも一度紹介したジャングルふくろうですが、この子は産毛が目立ち、幼い子供と思われます。
Bank Myna 20cm
この鳥はインドの平野部ではカラスの次にポピュラーな鳥です。
群でうるさいぐらいにギャーギャーと鳴く鳥です。
なぜか私はこの鳥だけは可愛いと思えないのです。
数日前にすぐ近くで初めて見た野鳥ですが、名前は未だ確認できません。
Bluethroated Barbet 20cm
頭が赤、ほほと喉が鮮やかな水色、身体がグリーンという派手な鳥です。
もっとも毛が乱れている子が多いようですが、わざとでしょうか?
Black Drongo 31cm
夜行性?の珍しい黒い鳥。
オマケの写真はルンタの内輪の鳥たち。
今日は1987年9月27日記念日ということで、9-10-3の会を助ける為にあるルンタレストランもランツェン集会を我が家で開いた。
写真に写ってない私を入れると、日本人が5人にチベット人が5人、ハーフが2人という集会。
中で、注目は双子の姉妹、アヤちゃんにユウちゃん。
一番上に写ってるアヤちゃんは数年前から何度かダラムサラに来てルンタのボランティアをして下さっています。レストランを手伝い、早朝6時半からチベット人中心にヨガを教えています。何と最近9-10-3の会会長ガワン・ウーパル氏も早朝ヨガに参加したりして。去年私がやってた時には来なかったのにね、、、
それで、最近その双子の妹、ユウちゃんがダラムサラを訪問。
まるで区別がつかず、みんなが姉妹違い。
笑を取ってます。
後の方▽窓の下には現在古巣ダラムサラを訪問中のチベット医学の小川先生がいらっしゃいます。
筆者プロフィール
中原 一博
NAKAHARA Kazuhiro
1952年、広島県呉市生まれ。早稲田大学理工学部建築学科卒業。建築家。大学在学中、インド北部ラダック地方のチベット様式建築を研究したことがきっかけになり、インド・ダラムサラのチベット亡命政府より建築設計を依頼される。1985年よりダラムサラ在住。これまでに手掛けた建築は、亡命政府国際関係省、TCV難民学校ホール(1,500人収容)、チベット伝統工芸センターノルブリンカといった代表作のほか、小中学校、寄宿舎、寺、ストゥーパなど多数。(写真:野田雅也撮影)