チベットNOW@ルンタ
ダラムサラ通信 by 中原一博
2009年9月24日
ドゥンドゥップ・ワンチェン氏解放世界キャンペーンの日ダラムサラでは
昨日はドゥンドゥップ・ワンチェン氏解放世界キャンペーンの日でした。
ダラムサラでもまず、朝からマクロードのバス停で胡錦涛に送るはがきの署名活動が行われ、約1000名の署名はがきが集まりました。(以下関連パユル記事)
http://phayul.com/news/article.aspx?id=25558&article=Dharamsala+joins+’Global+Day+of+Action+for+Dhondup+Wangchen’
夕方からはキャンドル・マーチが行われ、街を三週した後、ツクラカンに向かいそこで集会が開かれました。
犠牲者への黙とうで始まり、チベット女性協会と9-10-3の会の代表が話をし、英語の説明の後、みんなで「ツェメー・ユンテン」を歌い、最後に‘Dispatches: Undercover in Tibet’.が上映されました。
このイギリス、チャンネル4のドキュメンタリーはとにかく素晴らしい。
私は妻のラモ・ツォが檀上に上がるのを待っていたのですが、昨日はとうとうそのような場面は無く、残念でした。
以前に一度檀上で夫の解放を涙ながらに訴えられたことがあります。
デモの前に町で夫解放を訴えるポスターの前でキャンドルを配るラモ・ツォ。
その横でいつもの姪のソナム・ワンモが黒いキャンペーン鉢巻を配っていた。
今日のラモ・ツォの顔は終始悲しげでした。
筆者プロフィール
中原 一博
NAKAHARA Kazuhiro
1952年、広島県呉市生まれ。早稲田大学理工学部建築学科卒業。建築家。大学在学中、インド北部ラダック地方のチベット様式建築を研究したことがきっかけになり、インド・ダラムサラのチベット亡命政府より建築設計を依頼される。1985年よりダラムサラ在住。これまでに手掛けた建築は、亡命政府国際関係省、TCV難民学校ホール(1,500人収容)、チベット伝統工芸センターノルブリンカといった代表作のほか、小中学校、寄宿舎、寺、ストゥーパなど多数。(写真:野田雅也撮影)