チベットNOW@ルンタ

ダラムサラ通信 by 中原一博

2009年9月15日

『フリー チベタンヒーローズ』

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15.9.09今日の法王のティーチングについて昨日「今回はテキストの指定がありません」と言ったのは間違いでした。もっとも私はdalailama.comにそう書いてあったので報告したまでです。
今回のティーチングに関する以前のブログではちゃんとテキストはナーガルジュナ(竜樹)の「ジャン・チュップ・セム・デル 説菩提心」とお伝えしたことを思い出しました。

もっとも、このナーガルジュナはタントラのナーガルジュナです。

パユルによれば今日の講話の参加者は4000人、そのうち1400人が外人、55カ国の人々がこの教えを得るためにダラムサラに集まったそうです。

アダム・ヨーク氏そうだ思い出した。ビースティー・ボーイズのアダム・ヨーク氏の姿がすぐ近くにありました。ティーチングが終わった後、握手してちょっと挨拶しました。彼は嘗て世界中にフリー・チベット・コンサートの波を作り出した人です。

それにしても何だか寂しそうな様子にみえましたが、神妙にしていたのでしょうね。

———————–

『フリー チベタンヒーローズ』

昨日もお知らせしたチベット政治犯キャンペーンにはリチャード・ギアとかも参加したようです。
以下ITSNのえり様からのお知らせです。
『フリー チベタンヒーローズ』と名付けられた、ITSN*国
際チベット支援ネットワークによる、新たなキャンペーンが作動しまし
たので、ご紹介します。

http://www.freetibetanheroes.org/

このサイトでは、現在、中国青海省で拘束中で裁判を待つ、無実のチ
ベット人ドキュメンタリー作家トゥンドゥプ・ワンチェンの釈放を訴え
る、手紙がダウンロードできます。
中国語で書かれた強衛(Qiang Wei). 青海省党委書記あての手紙
の署名欄に署名して、ファックスできるようになっていますので、なに
とぞ、ご活用ください。

彼は、チベットの一般市民をインタビューしたドキュメンタリーを作
り、中国政府により分裂主義の罪で昨年3月に逮捕されました。
彼の健康状態は悪く、拷問を受けている報告が寄せられています。
彼を一刻も早い釈放に導き、妻子のもとに戻すために、ダウンロードし
た手紙の署名欄に署名して、ファックスできるようになっていますの
で、なにとぞ、ご活用ください。

サイト内のトゥンドゥプ・ワンチェンのプロフィールページに行くと
彼と彼の映画についてのビデオも見られます。

同サイトでは、無実のチベット人政治囚の釈放に向けて、今後、特に9
名に焦点を当てたキャンペーンを展開する予定です。

ITSN*国際チベット支援ネットワーク; はチベット関連
NGO間の国際協調により、チベット支援の効果を最大限にするために、
作られた総括ネットワークです。
ITSNメンバー団体は、各団体チベットの政治的な未来について独自の見
解を持ちますが、全団体は一貫してチベットを被占領国家と捉え、チ
ベット人の人権侵害に終止符を打つため、国際法のもとで守られたチ
ベットの人々の権利である政治、経済、社会、宗教や文化を決定する自
決権を取り戻すために活動しています。

The International TIbet Support Network, http://www.tibetnetwork.org

フリー チベットヒーローズ キャンペーンサイト;左上の
ビデオ『なぜ、沈黙しているのですか?』を合わせて、ご覧下さい。
出演;リチャードギア、ハリソンフォード、スティング、ジュリ
ア ロバーツ、アダム ヨーチ、アラニス モリセッ
ト 他。。がwhy are we silence 、when Tibet need our
voices 「なぜ、私達は沈黙しているのでしょう?
チベットが私達の声を必要としている時」に、と以下の世界人権宣言を
朗読します。

the Universal Declaration of Human Rights(国連;世界人権宣言) 
第1条
すべての人間は、生まれながらにして自由であり、かつ尊厳と権利とに
ついて平等である。人間は、理性と良心とを授けられており、互いに同
胞の精神を持って行動しなければならない。

第5条
何人も拷問又は残虐な、非人道的な若しくは屈辱的な取り扱い若しくは
刑罰を受けることはない。

第19条
すべて人は、意見及び表現の自由に対する権利を有する。この権利は、
干渉を受けることなく自己の意見を持つ自由並びにあらゆる手段によ
り、また、国境を越えると否とにかかわりなく、情報及び思想を求め、
受け、及び伝える自由を含む。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

12日に放映されたNHK-BS1「ダライラマ亡命への21日間」
がYoutubeにアップされました。
もっとも、ここのネット環境のせいで(今日はとくにひどい)私はまだ、見れてません。

続きは探して下さい。

筆者プロフィール

中原 一博
NAKAHARA Kazuhiro

1952年、広島県呉市生まれ。早稲田大学理工学部建築学科卒業。建築家。大学在学中、インド北部ラダック地方のチベット様式建築を研究したことがきっかけになり、インド・ダラムサラのチベット亡命政府より建築設計を依頼される。1985年よりダラムサラ在住。これまでに手掛けた建築は、亡命政府国際関係省、TCV難民学校ホール(1,500人収容)、チベット伝統工芸センターノルブリンカといった代表作のほか、小中学校、寄宿舎、寺、ストゥーパなど多数。(写真:野田雅也撮影)

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