チベットNOW@ルンタ
ダラムサラ通信 by 中原一博
2009年9月13日
続ダラムサラの野鳥
昨日のドキュメンタリーは概ね反響はよろしいようで安心しました。
企画は制作会社だが、これをよくNHKが許したものだと、今さらながら時代の変化を感じます。
引き続きチベットに興味を示して頂きたいと思います。
誰かYoutubeにでもアップしてくれれば私も見ることができるのですがね。
とにかく自分でチェックしないと本当は何とも言えません。
それで、今日は日曜日ということで「ダラムサラの野鳥」の続きです。
最初の一枚は以前にも紹介した「ダラムサラ極楽鳥」。
飛ぶ鳥を撮影するのは難しいです。ボケててすみません。
Blue Whistling Thrush /Myophonus caeruleus 33cm
もう一つの「幸せの青い鳥」。こちらは鳩ほどの大きさがあり、全体に濃紺でしっぽが鮮やかな青、体や頭にも青い斑点があります。
夕方になると家の近くによく現れます。
名前の如く、メロディアスな曲をよく一人で歌っています。
Brown-fronted Woodpecker/ Male 17cm
このダラムサラを含むカングラ地方には11種類のキツツキがいるそうです。
このタイプは一番よく見かけるやつでオスは頭が赤くなく、メスは赤いのです。
松の幹にとまって忙しく幹の至る所をを叩き続けます。
Speckled Piculet 10cm
この子もキツツキです。最小のキツツキかも?
キツツキのしぐさをするまでは私もキツツキとは気付きませんでした。
身体は小さくとも頭の振りは強力です。
Spangled Drongo /Haircrested Drongo/Dicrurus hottentottus 31cm
この鳥だけはノルブリンカで撮ったものです。
本堂のすぐそばの木にとまっていました。
ほぼ全身真っ黒で、頭の上に二本の頭飾りが立っていることと、しっぽがカールしているのが特徴です。
頭の上、肩、しっぽが濃紺メタリックに輝きこの辺でもっともエキゾチックな鳥のひとりです。
Black-headed Jay 30cm
先ほど、このブログを作ってるときに「ギャーギャー」いう大きな鳴き声が聞こえたので、さっそく窓から顔を出し撮ったものです。
日本のカケスの一種でしょうか?
数匹で群れ、大きな声で鳴きます。
名称不詳。
上のBlack-headed Jay のオスかもしれません?
少し大型(40cm)で黒い頭の毛がアフロ・パンクに立ちあがっています。
Brownish-flanked Bush Warbler 11cm 小さなムシクイの一種です。
Fire-capped Tit 9cm
これは最小に近い可愛い鳥。ガラの一種。
Jungle Owlet 20cm
小型のジャングルフクロウです。フクロウは確かに一番落ち着いた鳥です。
じっと見ているとこちらまで考え事をしてしまいます。
Kalij Pheasant / Male 70cm
この鳥にはめったにお目にかかれません。
家のすぐ下に来るのですが、いつも影の中でうまく撮れません。
これもよく見ないと分からないですね。
キジの一種です。オスは色鮮やかですが、メスはほぼ全身ビロードのような黒です。
前にも紹介した、この辺に沢山いる、緑色の鳥です。
鳥の先祖です。このトカゲ(恐竜)が飛びたいと思い始めて、いつしか羽(皮膜)が生えて飛んだのですよね、、、(間違ってたらすみません)
これは本当に不思議なことです。
全長40cm
筆者プロフィール
中原 一博
NAKAHARA Kazuhiro
1952年、広島県呉市生まれ。早稲田大学理工学部建築学科卒業。建築家。大学在学中、インド北部ラダック地方のチベット様式建築を研究したことがきっかけになり、インド・ダラムサラのチベット亡命政府より建築設計を依頼される。1985年よりダラムサラ在住。これまでに手掛けた建築は、亡命政府国際関係省、TCV難民学校ホール(1,500人収容)、チベット伝統工芸センターノルブリンカといった代表作のほか、小中学校、寄宿舎、寺、ストゥーパなど多数。(写真:野田雅也撮影)