チベットNOW@ルンタ
ダラムサラ通信 by 中原一博
2009年9月7日
NHK BS1 19月12日/総合 13日 「“チベット子ども村”の祈り」
9月12日にNHK-BS1で「チベット50年~ダライ・ラマ亡命への21日間~」というドキュメンタリーが放映されることはお知らせしましたが、時間を「22:10~23:00」と書いたのは「23:10~24:00」の間違いでした。
なぜ間違ったのかが分からないのが年のせいです。
この日と次の日に、何ともう一本のチベット物というかダラムサラ物がBS1と総合で放映されます。アジアンスマイルという20分間番組です。
http://www.nhk.or.jp/asiansmile/next/
BS1:9月12日(土) 午後6:30~6:50
「“チベット子ども村”の祈り」
-インド ダラムサラ-
再放送予定
9月16日(水) 午前9:35~9:55(メジャーリーグ休止の場合放送)
9月20日(日) 午後11:40~翌0:00
総合:9月13日(土) 午後2:30~2:50
http://www.nhk.or.jp/asiansmile/next_sogo/
私はこれには全く関わっていないのですが、主人公になっているTCVの若き先生というのは偶然息子のTCV時代の親友だったのです。
この判明の仕方がまた偶然でした。
今日他の用でTCVに行って、用を済まし、校庭に出たとき、ふと、そうだNHKでTCVの先生の番組をやると言ってたがいったい誰のことかな?と思い、校庭を見まわすと、この息子の友人だったツェリン・ノルブが目に入った。
生徒とじゃれてる。
彼は最近先生になったばかりなので「へえ、、、一人前に生徒と遊んでるじゃん、もう慣れたというか、お前を仲間としか思ってないね、この子らは、、、ところで、こんど日本のテレビにここの先生が出ると聞いたけど、誰だか知ってる?」
「知ってるよ。俺のことだよ。NHKだろ。知ってるよ」
「え~~~、お前が何でまた?」
「いい男だからさ、へへへへへ、、、!」
ということでした。
この子はよく家に遊びに来ていた。
確か誰かのように高校の時バンドやってたと思う。
息子がTCVを終えて外国に行った後も、彼はよく家にバイクを借りに来たりしていた。両親がいないので、金が無くてバイクが買えない。でもこのへんの元気のいい若者は時にはどうしてもバイクに乗りたいのだ。借りるとこがないのか私のバイクを借りに来ていた。可愛いやつだと思いいつも貸してやっていた。
その子がこんど日本のテレビに出るとは奇遇だ。
家に帰り予告を見つけてみると確かに彼の顔が載っていました。
もっともこの話、仮に私のとこに来ていたとしていても、彼になる可能性はあった訳だが。
ぜひ、この番組もお見逃しなきよう。
筆者プロフィール
中原 一博
NAKAHARA Kazuhiro
1952年、広島県呉市生まれ。早稲田大学理工学部建築学科卒業。建築家。大学在学中、インド北部ラダック地方のチベット様式建築を研究したことがきっかけになり、インド・ダラムサラのチベット亡命政府より建築設計を依頼される。1985年よりダラムサラ在住。これまでに手掛けた建築は、亡命政府国際関係省、TCV難民学校ホール(1,500人収容)、チベット伝統工芸センターノルブリンカといった代表作のほか、小中学校、寄宿舎、寺、ストゥーパなど多数。(写真:野田雅也撮影)