チベットNOW@ルンタ
ダラムサラ通信 by 中原一博
2009年1月23日
カトマンドゥ、カンゼで新たに4人に刑期
4,5年ぶりのカトマンドゥだか、そんなに変わった風でもない。
政府がこんなだから発展も遅れがち、、、というか後退気味なこともあってか、
相変わらず中世風の街並みのままだ。
思ったよりツーリストも来ているようだ。何より目立つのが中国人観光客!
これは全く新しい傾向です。
日本人より断然多い。
それはさて置きネパールはインドからくると何だかほっとするのはなぜでしょう?
人のせいでしょうかね。
なぜネパールに来たのか?
タメールに気持ちの良い庭付きバンガローを1000円でゲットすると、電気もないし、ネットも時間制限厳しいしで、全くバカンス気分。
ではありますが、、、あるバカげた予定があるのです。
5741mのナンパ峠まで行って、亡命してくるチベット人を迎えて上げようというのです。
もっとも腰がまだ痛いので、不可能でしょう。
それでも、飛行機からヒマラヤが見えてくると一気に気分は山モードになっています。
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<カンゼにて尼僧2人、僧侶1人、若者1人に新たに刑期>
http://phayul.com/news/article.aspx?id=23664&article=4+Tibetans+detained+for+protesting%2c+explosion+reported+in+ChamdoTCHRD(チベット人権民主センター)によるば、新たにカンゼ中級人民法廷は4人のチベット人に刑期を言い渡した。
カンゼ・ゲマ・ダゴ尼僧院の二人の尼僧タシ・ツォ26歳とドゥン・ツォ20歳に夫々二年と二年半の刑期が確定した。
二人は去年6月18日カンゼ市内で中国政府への平和的抗議デモを行った後逮捕されていた。
同じくカンゼで去年3月31日デモを行った、ジャンパ・デキ20歳、ティンカ地区ジョカンナン村出身、は二年の刑期を受けた。
この三人は州都、成都の刑務所に送られたという。
去年11月17日に、同じくカンゼ中級人民法廷によりカマン僧院僧侶イシェ・ドルジェ32歳は4年の刑期宣告を受けた。
彼は去年6月12日、カンゼにてビラを配りながらスローガンを叫んだのだった。
筆者プロフィール
中原 一博
NAKAHARA Kazuhiro
1952年、広島県呉市生まれ。早稲田大学理工学部建築学科卒業。建築家。大学在学中、インド北部ラダック地方のチベット様式建築を研究したことがきっかけになり、インド・ダラムサラのチベット亡命政府より建築設計を依頼される。1985年よりダラムサラ在住。これまでに手掛けた建築は、亡命政府国際関係省、TCV難民学校ホール(1,500人収容)、チベット伝統工芸センターノルブリンカといった代表作のほか、小中学校、寄宿舎、寺、ストゥーパなど多数。(写真:野田雅也撮影)