チベットNOW@ルンタ
ダラムサラ通信 by 中原一博
2008年11月28日
国際チベット支援団体特別会議・前夜
明日9時から開かれる特別会議を前に、今夜続々と各国から参加者が、会場となるホテルに集まりつつあります。
会場はニューデリー空港の南26キロにある
デリーもこの時期は少しも暑くなく、朝晩は相当冷えます。
参加30カ国、総勢105人。
国の内訳を多い順に並べると:
インド29人、アメリカ16人、フランス9人、日本5人、イギリス4人、ドイツ3人、ロシア3人、スイス3人、チリ3人、イタリア2人、オランダ2人、韓国2人、ノルウエー2人、南アフリカ2人、アイルランド2人、ビルマ2人、オーストリア2人、その他一人づつがコスタリカ、バングラデシュ、ギリシャ、ケニア、ネパール、リトアニア、台湾、ベルギー、エストニア、ウルグアイ、デンマーク、カナダ、スエーデンです。
今回の会議はインドの支援グループが金銭的支援も主に行っています。
参加者も最多です。次にアメリカ、フランスも目立っています。アジアでは日本も5人と最多。ビルマから二人はいいですね!
あいにく、リチャード・ギア氏は参加されていませんでした。
インド自体に、このところ来にくくなっていますしね。
残念でした。この噂某新聞社からだったのですがね。
日本から先ほど到着された、牧野さんとはさっき一緒に食事しました。
選挙前でお忙しいところ本当に御苦労さまです。
牧野さんいつもながら、やる気満々でした。
日本から他に九州の井本さんと本丸女史が参加されるはずですが、二人ともバンコク経由で予約されていたようでして、バンコク空港が閉鎖のため、明日の夕方到着されるとか?
もう一人はデリー在住の中村さんというお坊さんです。
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ダライラマ法王が世界のリーダーの内、もっとも尊敬されている、という調査が発表されました。
The new survey called “World Leaders,” was conducted by Harris Interactive for the International Herald Tribune and the all-news channel France 24. The survey will be conducted every two months.
イギリス、アメリカ、フランス、ドイツ、イタリア、スペインでの調査です。
二位はローマ法王だそうで、下の下の方にはロシアのプーチン、キューバのカストロ、ヴェネズエラのウゴチャヴェス、そして中国のフーチンタオと世界の悪玉が勢揃いしています。
それにしても、当たり前と言えば当たり前ですが法王が一番!
観音菩薩が今、世界?で一番尊敬されているのです。
中国が嫉妬するわけです。
今回の会議ではこの中国の嫉妬問題も議題となるかも?
筆者プロフィール
中原 一博
NAKAHARA Kazuhiro
1952年、広島県呉市生まれ。早稲田大学理工学部建築学科卒業。建築家。大学在学中、インド北部ラダック地方のチベット様式建築を研究したことがきっかけになり、インド・ダラムサラのチベット亡命政府より建築設計を依頼される。1985年よりダラムサラ在住。これまでに手掛けた建築は、亡命政府国際関係省、TCV難民学校ホール(1,500人収容)、チベット伝統工芸センターノルブリンカといった代表作のほか、小中学校、寄宿舎、寺、ストゥーパなど多数。(写真:野田雅也撮影)