チベットNOW@ルンタ

ダラムサラ通信 by 中原一博

2008年6月30日

続NHK/「チベットを救え!アジア・パシフィック公開フォーラム」

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a1548a58.JPG昨夕のNHKやっと私も以下のyoutubeで見ることができました。
http://jp.youtube.com/watch?v=R3VeCGRNTak&eurl=http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=32499459&comm_id=7228

ツェリン・ノルブがヒーローでしたね。
彼にはぜひ近いうちにこの映像見せないとね!
彼の笑顔は特別だから。

かれはなぜか一時収容所にいたときから私になついています(気がするだけ)。
ルンタレストランにもよく来て直子さんにも可愛がられています。
こちらに亡命してきた子供も誰か先に亡命してきた兄弟、親戚が近くにいる子は一か月に一回週末に学校から出てその知り合いの家に行くことができます。
みんな少しは外にも出てみたいので、大勢の子供たちが何とか誰かを頼って出かけていきます。
ツェリンは誰もいないのでいつも学校の中です、二段ベットの上で勉強してることが多いです。
今度からはルンタに来れるでしょう。

映像では寺にお参りに行っていますが、特別許可を学校から貰って初めて彼はチベットの寺に行ったのでした。
「こんな近くにチベットの立派なお寺があるなんてびっくりしたよ」といってました。

全体には非常に良かったと思います。
もう何度も言ったけど<NHKさん有難うございます>。

ここから少しだけ言いたいことあり:
もちろん短い(長い!)中で人に印象を残すには一人に焦点を絞るのは仕方ないとしても、ツェリンばかりが長かった。

3月10日のラサのデモに自ら参加し脱出に成功した女の子の話がカットされた。

ナンパラで逮捕され、死体を確認させられ、チガツェの監獄に二か月入れられ一か月間はしっかり拷問された男の子の話は全く出てなかった。

(この子たちの話は6月15日・16日のブログ参照してください)
http://blog.livedoor.jp/rftibet/archives/2008-06.html?p=2#20080615

アマアデさんの話も長く撮ったのに全く流されなかった。

ま、これらは長いバージョンには入るでしょう、、ね?小川さん。
7,8分の中に全部入るわけないしね。

最後に<最後のコメント>が間違ってる

映像の最後にアナウンサーが
中国政府は亡命チベット人に対し自治区に戻るよう呼び掛けていますが、その条件としてチベットの独立運動に関わらないこと、といっており、亡命した側としては応じられないというのが現実だからです。」
と言ってる。

これでは亡命チベット人が「全員独立を目指している」と暗に言ってるようなものでしょう。中国が言ってる通りです。法王の非暴力中道路線の話しが無かったのは残念。

中国政府は亡命チベット人に対し帰国を命じているが、中国の圧政の下、言論の自由もなく、教育も与えられていないようなところには帰りたくない。今帰ったら逮捕され拷問されるから帰れないというのが現実だからです
と正しく言い直してほしいです。

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日本の代表部が主催する以下のイベントご存じですよね。

地球への思いやり ~COMPASSION FOR THE PLANET~
「チベットを救え!アジア・パシフィック公開フォーラム」

http://www.tibethouse.jp/event/2008/080702_forum.html
■ 基調講演/チベット亡命政府外務大臣ケサン・ヤンキ・タクラ氏
■ 特別講演/石濱裕美子氏(早稲田大学教育学部教授、チベット史・チベット仏教学者)

日程 公開フォーラム 2008年7月2日(水)
*7月3日は非公開となっております。ご了承ください。
会場 学士会館 東京都千代田区神田錦町3-26
→アクセス
時間 10:00~17:00 

外務大臣は上品で美人、その上キレ者ということでぜひお近づきになってください。
もちろん石濱先生の美人ぶりは有名ですしね。
先生このたび教授になられました(拍手!)その記念特別講演も特別メニューであるそうです。
まだ、奇跡的に沢山席が余ってるとのこと。

オーストラリアや台湾の議員先生・学者の方々の話が聞けるのも珍しい機会ですが、
「学士会館」も珍しいといいますか、縁がなければあまり入れない場所のようです。

場所と役者の揃うフォーラムに時間お有りの方は是非参加されたし。

筆者プロフィール

中原 一博
NAKAHARA Kazuhiro

1952年、広島県呉市生まれ。早稲田大学理工学部建築学科卒業。建築家。大学在学中、インド北部ラダック地方のチベット様式建築を研究したことがきっかけになり、インド・ダラムサラのチベット亡命政府より建築設計を依頼される。1985年よりダラムサラ在住。これまでに手掛けた建築は、亡命政府国際関係省、TCV難民学校ホール(1,500人収容)、チベット伝統工芸センターノルブリンカといった代表作のほか、小中学校、寄宿舎、寺、ストゥーパなど多数。(写真:野田雅也撮影)

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