チベットNOW@ルンタ
ダラムサラ通信 by 中原一博
2008年4月30日
余談
日本は長野が終わってほっと一息というところか、すぐにまたフーチンタオがおいでになるのでまたデモして頂けるのでしょうかね?
うらルンタで長野の話面白く読ませて頂きました。
全体にチベット人たちは不完全燃焼ぎみだったかもしれませんね。
一つコツはBBCと最初から組んで効率よくアピールするとか、そんなうまくいくか!
日本じゃBBC何か誰も見ないし!でも外にいるとBBCしか見れないのですからそのところも考えて作戦立てて見ては。
カトマンのばなな猫さんのブログみてもネパールはデモ大変ですよね。
結局ダラムサラでデモするのが一番楽と解ります。誰も向かって来ないから。
まず内地ではデモはもちろん命掛け。日本や外国では多勢の中国人と直接対峙、カトマンドゥでは警官にシコタマ殴られる、これはデリーでも似てる。
ま、大変であるほどやりがいは有るかも?知れませんね。
内地のは比較外ですが。
内地ではまだまだ衝突が続いています。
今日はニュースが多いのでまずは英語OKの人のために以下今日のニュースをウエブのみにてまず、紹介します。
数時間後にはいくつかの記事が日本語で読める予定ではあります。
委員会リリースは
http://www.stoptibetcrisis.net/pr290408.html
TCHRDからは
http://www.tchrd.org/press/2008/pr20080429.html
http://www.tchrd.org/press/2008/pr20080429a.html
RFAからは
http://www.rfa.org/english/news/baotong-04292008074108.html
http://www.rfa.org/english/news/nuns_detained-04282008095605.html
デモと逮捕は今も続いています。
昨日、犠牲者数等の政府発表のニュースをお伝えしましたが、その表がどうやってもうまくできませんでした。原稿時点では一列に配列したものが、現物ではむちゃくちゃになりました。何度もいろいろやったのですが、私にはかないませんでした。
一つだけ気になる箇所は、
5.RFA(ラジオ自由アジア) 237 126 23957
です。おわかりでしょうが、最後の方は126人の負傷者、23957人の逮捕者とお読みください。
ラジオ自由アジアに入った情報を足し算していくと上記の数字になったということでしょう。一時拘束をどこまで入れるかという問題もあるでしょうが、それほど大袈裟な数字とは私は思いません。
添付の写真は昨日政府が記者会見の時配った<平和行進実行地地図>の部分、ラサ付近です。
朝方のBBCでラサの裁判所に刑期を言い渡されるために、引き出されたチベット人達を見てしまいました。デモしただけで無期懲役です。
何と哀れな!
筆者プロフィール
中原 一博
NAKAHARA Kazuhiro
1952年、広島県呉市生まれ。早稲田大学理工学部建築学科卒業。建築家。大学在学中、インド北部ラダック地方のチベット様式建築を研究したことがきっかけになり、インド・ダラムサラのチベット亡命政府より建築設計を依頼される。1985年よりダラムサラ在住。これまでに手掛けた建築は、亡命政府国際関係省、TCV難民学校ホール(1,500人収容)、チベット伝統工芸センターノルブリンカといった代表作のほか、小中学校、寄宿舎、寺、ストゥーパなど多数。(写真:野田雅也撮影)